仲人の見合いの準備・日取り

縁談の世話をした二人のいずれもが、一度会ってみてもよいということになったら、いよいよ見合いの準備をする。

どんな形にするかは、まず当事者の意向をよく聞くこと。

見解の相違があったら調整するのも仲人の大切な役目。

段取りをすべて任されたとき以外は、仲人個人の意見を押しつけたりしないほうがよい。

仲人の役割の基本はあくまでまとめ役である。

見合いを格式を重んじた形のものにするか、軽くお茶を飲みながらといった気楽な形のものにするかは、当事者双方の意向によって決まってくる。

見合い当日は、初対面の二人の気持ちがなごむような雰囲気をつくるよう心を配ること。

この場面は仲人夫人の協力も必要になるところだ。

座をしらけさせないために、事前に打ち合わせぐらいはしておきたいもの。


■日取り
吉日にこだわらずゆっくりできる日を。

かつては、吉日の午前中を選んだが、最近は、吉日にこだわらず、双方の都合のよい日を選ぶのが一般的。

時間は、午前中なら十時以降、午後なら二時から四時ぐらいが適当。

ただ女性はどうしても身支度に時間がかかるので、特に女性の家が会場から遠いようなときは、午前中を避けるなどの配慮が必要となる。

また、やむを得ない場合を除き、夜の見合いはやめたほうがよし。


見合いの仲人をするときのポイント その1の続きです。

(3)ころあいを見て二人だけになるチャンスをつくる。ころあいを見はからって二人だけになるチャンスを。

「若いかた同士、そのへんを歩いてきてはどうですか」と二人を送り出すのもよいし、「私はそろそろ失礼いたしますので、あとは二人でごゆっくり」と席をはずしてもよい。

付添人がいればともに退席。

付添人には、「本日はご苦労様でした。よろしくお願いします」というように声をかけ、お開きとする。

二人が出かけたあと、付添人と長話をするのはタブー。

■合意でも、それはこのときは伝えない。

結果はあらためて正式に知らせるようにする。

双方が交際を望む形になったちそれを知らせ、交際をスタートさせることになる。

最初のデートのみ仲人が取り持ち、二回目から当人同士に任せるのが一般的。

しかし、最近は「どうぞお二人で連絡を取り合ってください」といって本人たちに任せることが多くなっている。

■双方から断りの返事があったときは、速やかに「私どもがいたりませんため、ご縁がなかったようです。お気持ちは、先方によく伝えておきました」という程度の伝え方にする。

先方も断ってきたということは知らせない。

■仲介者として困るのは、一方が乗り気で、相手方が断ってきたケース。

こんなとき、一方が乗り気だからといって相手にムリじいしたり、返事をいたずらに引き延ばさないこと。

断りの伝達はつらいが、一週間も十日も説得にかけて、相手への返事を延ばしては失礼になる。

また、相手を傷つけるような断りの理由は口にしないこと。

ただし、直接、本人または両親に会って断りの理由は確かめておくこと。

次の縁談を世話するときの参考になるはず。

また、破談のときは必ず、双方から預かった写真と書類を返してもらうようにする。


見合いの席での仲人の大きな役割はくつろげる雰囲気をつくりだすこと、話題をさりげなくリードしていくこと。

また、後日の参考になるよう、二人の様子をよく観察することにポイントをおいて進行を。

(1)全員そろったら紹介からスタート
「では、皆様おそろいですので、私からご紹介させていただきましょう。こちらが、先日お話ししました○○さんです」と切り出し、付添人がいる場合は、「お隣がお母さまです」というぐあいに続ける。

紹介の順序は、男性側、女性側の順とされるが、先に席に着いたほうを先に紹介してもいい。

その場で自然に流れるほうを選びたい。

形式ばったあいさつでなく、その場の緊張をほぐすものでありたい。

「今日はお見合いということですが、昨今はかなりざっくばらんとうかがっております。私もお友だちを一人ご紹介できればという軽い気持ちでおりますので、どうぞお気楽に」という程度。

続いて飲み物などをすすめ、ひと息入れてもらって様子をみるとよい。

(2)話題の提供、軌道修正も仲人の役目
あいさつのあと沈黙が続きそうだったり、話題がとぎれたときは、さりげなく話題を提供したい。

そのために、事前に預かった資料から、二人が興味を持つテーマを考えておくのがよい。

話がはずむようになったら、口を出さず、軽く相槌を打つ程度に。

2人に関係のない話題で付添人同士のおしゃべりが続いたら、軌道修正するのも仲人の役目。

ただし、仲人のしゃべりすぎはタブー。

引き立て役、司会役と心得て臨みたい。


媒酌人のあいさつのポイント

媒酌人のあいさつは、披露宴の儀式の部分の重要な行事です。

そこで、株主総会における会社側の営業報告のように、あいさつのなかにこれだけは入れなければならない、というつぎのような大事な項目がいくつか挙げられます。

(1)結婚式がとどこおりなくすんだということ。

(2)新郎新婦の紹介 出身校、職業、性格、特技、趣味など。

(3)結婚にゴールインするまでのいきさつ。

(4)新郎新婦へ贈るはげましの言葉。

(5)列席者へ、新郎新婦に対する支援、協力を願う言葉。

(6)結びの言葉 出席してくださったことへのお礼。

これらのほかに、媒酌人を引受けた理由、たとえば新郎の勤務先の社長であるのでとか、新婦の父親と親友であったからなどと、新郎新婦両家との関係を述べる場合もあります。

ただし、人前結婚式では、披露宴の列席者はすでに結婚式にも立会っているわけですから、(1)については触れる必要はありません。

また(2)では、かつては両家について、くわしく家柄から両親のくわしい紹介、兄弟姉妹までも紹介したものですが、最近では本人だけの紹介にとどめている場合が多くなりました。

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結納当日の服装と心得

しきたりを守る家同士では、結納は重大な儀式とされています。

したがって服装についても、両家や仲人がちぐはぐになっては困るので、あらかじめ相談してきめておかねばなりません。

本人の服装は、男性はフォーマルな背広、女性は和服なら振袖か訪問着、洋装ならドレッシーなものを選びます。

両親は、父親はフォーマルな背広か、和服なら縫い紋の羽織に袴を着け、母親は色無地紋付きか、訪問着、洋装ならドレッシーなものを着ます。

仲人は、むかしは紋服かモーニングという礼装でしたが、今日では略礼装でよく、フォーマルな背広か縫い紋の羽織に袴、夫人は色無地紋付き、訪問着かつけさげ、または黒の紋付き羽織に小紋の着物、洋装ではドレッシーなものと、両親と同じ程度の服装がよいでしょう。

結納の取り交わしで仲人が両家に伺うときは、玄関先では「ご苦労でございます」くらいのひとことだけのあいさつにとどめて座敷へあがり、それからも口上だけを述べるようにして、行事が終わるまでは世間話や雰囲気をこわす会話はつつしみます。

ある仲人は、遅れて相手方の家に着いて、不用意に「車がつかえてしまって遅れてしまいました」とあいさつしてから、しまったと思ったそうです。

支障をあらわすような言葉は口にしてはならないからです。

つぎのような忌みことばも口にしないように仲人も、両家でも注意しましょう。

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家族書と親族書の書き方

結納を取り交わすときに「家族書」と「親族書」も一緒に取り交わすのが例となっています。

これも結納品・目録と同じくデパートで書式を販売していることもあります。

家族書には本人と同居している家族の姓名を、父母、祖父母、きょうだいの順に書きます。

祖父母、きょうだいでも他家に別に住んでいる場合には親族書に記します。

親族書は、祖父母、おじ、おばを先に、きょうだいで他家に嫁いでいる者や、別に住んでいる者をこれにつづけて、それぞれ住所と姓名を記します。

今日では、おじ、おばは省略して、本人のきょうだいだけを親族書に書くことが多くなりましたが、親族の範囲をどこまで書くかについても、あらかじめ両家と仲人が相談してきめておくほうがよいでしょう。

これらを作るときには、奉書紙か美濃紙を用い、左から三つ折りか五つ折りにして、折り目を避けて書きます。

そして、上包みに入れて、表に「家族書」「親族書」と書きます。

水引はかけないほうが礼儀にかなっているという人もいますし、かける場合には紅白または金銀を、右に金、赤、左に銀、白がくるようにかけて、結び切りとします。

なお、水引きは、必ず二本を重ねて使います。

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地方によっては男性側と同額を包むところもあれば、女性側は目録だけで結納金は出さず、男性側からの結納金はすべて支度金の一部に使うというところもあります。

関東地方では半返しといって、男性側の結納金の半額を包む習慣があり、関西地方では一割程度を女性側からの結納金とする習慣もありますが、この点も、男性側の結納金とともに仲人が両家と話し合いできめるのがよいでしょう。

しきたりとはいえ、倍額の金を用意するのも男性側としても不合理なことですし、半返しの金をわざわざ包むのも女性側にとって面倒なことです。

それに、使者が持ち運ぶには多額でないほうが無難ですから、できれば半返しにするよりも、その分を差引いた結納金を男性側から女性側の支度金の一部に当てるように贈るほうが合理的といえましょう。

それには仲人が両家に話して納得させるのが、もっともよい方法です。

また、「御帯料」「御袴料」という古めかしい名目でなく、エンゲージリング(婚約指輪)を結納金の代わりに男性側から女性側に贈るのも近代的なやり方です。

この場合は、女性側からもお返しの意味でカフスボタンかネクタイピンを贈り返してもよく、目録にも「婚約指輪 壱個」とか「カフスボタン 壱対」と実際の品名を記してもよいわけです。

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ブーケについて

花束の形もコロニアル(丸型)、キャスケード(流れ型)、クレッセント(三日月型)などさまざまですが、ブーケでなく一輪の花を持つのもすてきです。

何輪かを集めて一本の花のように見せる手もあります。

これらのブーケは、結婚式場か専門の花店へ、挙式一週間前ぐらいに申込んでおけば注文どおりに作ってくれます。

式服だけでなく色直しの振袖を着たときにも、はなやかさを増すために衣装に似合う花束を持つのもよいでしょう。

色彩のゆたかな衣装であれば一色の花を、反対に無地に近いきものなら色の多い花束を選びます。

形も、クレッセントかキャスケードまたは扇型が和服に向きます。

洋装の色直しのイブニングドレスやカクテルドレスの胸にはコサージュをつけて飾りましょう。

バラ、カトレアなどのまとまった花を、根もとを下に向けてつけますが、淡色のドレスにはコサージュのあざやかな色が美しさを引き立たせます。

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◆花嫁がかつらをかぶる時は
かつらをかぶるときには長い髪をまとめてピンでとめ、かつら下地のテープを巻いて、かつらをかぶせやすくします。

かつらをかぶったときに、ちょっとどこか当っていると思ったり、下地のピンが地肌に感じて痛かったら、すぐに申し出て直してもらいます。

かつらをつけてから着付けをするので、相当長時間かぶっているために痛さがガマンできなくなって気分を悪くした花嫁もあります。

そんなことにならないように、かつらをかぶる前のまとめ方、ピンの打ち方、かつらのかぶせ方にムリがないように直しておいてもらわなければなりません。

◆花嫁を引き立たせる花束
結婚式にはカトレアのブーケを抱いて - そんな花嫁の日を夢みている女性にとって、結婚式の花はゆるがせにできません。

花嫁の持つ花は別にこれときまっているわけではなく、シーズンの花を使うのも、また二人の思い出の花を使うのも、花嫁の一番好きな花を使うのも自由です。

ヨーロッパでは色の美しい花をミックスしたり、真紅のバラをブーケに持ちますが、日本ではふつう、バラ、カーネーション、ストック、フリージアの白い花が多く使われています。

結婚式のいいつたえの《サムシング・ブルー》にかなうようにブルーデージーで白いドレスを引き立たせるのもひとつのくふうでしょう。

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花嫁のかつら合わせ

◆花嫁かつら合わせで心得ておくこと
ウェディングドレスの花嫁も、色直しでは振袖姿、髪は文金高島田となります。

いずれにしてもカツラのごやっかいにならねばなりません。

高島田のカツラには人毛と合繊があって値段にも開きがあり、合繊のほうが軽いともいわれますが、美容師の話ではやはり人毛のカツラのほうが扱いやすく、見ばえもするということです。

大・中・小のほかフリーサイズもあって、式場の美容室に備えつけてありますから、衣装選びがすんだら「かつら合わせ」も早めにすませておきましょう。

ふつう挙式の一カ月前、遅くも一週間前までにはすませます。

サイズが合わなかった場合に特別に結いあげてもらう時間的な余裕が必要だからです。

かつら合わせのポイントは、ビンの出し方、前髪やタボの形などが、かぶる人の顔形、首の太さや長さ、体型などに調和していなければならない点ですが、これらは美容師にまかせる他はありません。

かつら合わせをしたあとでは、髪をカットしないこと。

かつら合わせのときに大のサイズでピッタリしていたのが、カットしたために挙式当日ブカブカになってしまって、かつら合わせしたかいがなくなってしまいます。

髪をカットしたり、パーマをかけるのは必ずかつら合わせの前にすませておきます。

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◆モーニングとタキシードの常識
新郎の洋式礼装は、燕尾服、タキシード、モーニングです。

昼間はモーニング、夜は燕尾服、タキシードとなりますが、日本特有の習慣で、夜でもモーニングを着用してもよいとされています。

モーニングを夜間に着用するのは気がひけるという新郎は、タキシードを着用すればよいでしょう。

原則としてシングルですが、好みでダブルにしてもよいのです。

モーニングとちがう点は、黒のボウ(蝶)タイをしめ、ズボンの横の縫い目に側章絹地が一本、ウエストから裾まではいっています。

モーニング、タキシードのような礼装はぎょうぎょうしいという新郎は、ブラックスーツかダークスーツを結婚式・披露宴に着用しても差しつかえありません。

シングルなら二つボタンか三つボタン、ダブルなら四つ、六つボタンで、生地は黒のドスキン、カシミヤ、ドレスウーステッドなどを用います。

ますが、特別サイズの人は割高となります。

紋服の貸し衣装には、羽織、袴、長ア襦袢、帯、末広、羽織紐、草履で一組みとなっていますし、モーニングは上着、チョッキ、ズボン、ネクタイ、手袋で一組み、タキシードは上着、カマーベルト、ズボン、ネクタイで一組みとなっています。


◆花婿用の貸し衣装
ふだん紋服を着用する機会の少ない男性は、貸し衣装を利用するほうがトクですが、よほど寸法の合ったものでないとカッコわるく見えます。

衿の長さも一度、正式に着つけてみて、はかっておくほうが無難です。

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◆変わった婚礼衣装
クラシック趣味から平安朝時代の貴族の礼装だった男の衣冠束帯(いかんそくたい)、女の十二単衣が結婚衣装に着用されるようになりました。

こういった変わった婚礼衣装を貸し出してくれるところもあります。

サイズさえ合えばミセスのお友だちから借りるのもひとつの方法です。

ヘッドドレスだけ借りるのもよいでしょう。

貸してもらえるときはサイズなど合わせてみた上で、挙式の二?三日前に、こちらからお借りに伺うのが礼儀です。

使用後はよく点検し、ドレスはドライクリーニングをして、シミなどをつけてしまったらシミ抜きに出した上でお返しにあがります。

お礼は、貸し衣装料金の半額ぐらいが適当でしょう。

和服の場合は衿、裾などの汚れをベンジンで拭き取り、紋の部分には和紙をきちんと当ててお返しします。


◆花婿の紋服姿の常識
神前結婚式で、打掛姿の花嫁にモーニングの花婿ではつりあわないというので、最近は紋服姿で挙式する新郎がふえてきました。

しかし、ふだん着つけていない紋服が似合わない新郎も多いので、やはり自分の体型や顔形に似合う式服を選んだほうがよいでしょう。

とくに背があまり高くない新郎は、文金高島田で背丈の高く見える花嫁より低く見えて貧弱な印象を与えますから、むしろモーニング姿のほうがつりあうともいえます。

花婿の紋服姿は、紋付羽織と長着(黒羽二重の染め抜き五つ紋、夏は白か紺)、下着(白、鼠色を重ねる)、長襦袢(白または下着と同色、半衿は鼠色)、帯(角帯、紋織が正式)、袴(仙台平、色は茶、鼠、紺の縞)、羽織紐(白の組紐)、足袋(白)、草履(畳表、黒鼻緒)、白扇で一式となります。

紋服は多くの場合、貸し衣装を利用しますが紋は家紋に替えない人が多く、とくに頼めば「はり紋」で自分の家紋をつけてくれます。

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衣装選びのポイント

衣装選びのポイントはつぎのような点です。

(1)    衣装部の係や店の人の意見をすなおに聞く
彼らは、花嫁姿を見慣れていて、効果のあった柄や着ばえしなかった柄をよく心得ており、その女性のタイプに合う品をすすめてくれる。

(2)    予算は多少控えめにいう
十万円の打掛を予定しているときも九万円ぐらいといって、そのへんの品から見せてもらう。

(3)    和服は着ばえのする柄を選ぶ
振袖は大きな模様が右肩、右腕、右後ろ袖、膝にくるように。

打掛の裾引きの長さは顔の長さの1.2倍の寸法より長いものを。

背の高い人は裾引きが短くなりがちで花嫁姿らしく見えないから打掛の長さに注意。

(4)    ドレスはサイズの合った品を選ぶ
必ず試し着をしてピッタリした品を選ばないと、いかにも貸し衣装のドレスらしく見えて着ばえがしない。

(5)    気に入った品が見つかるまで、遠慮せずに試し着をしてきめる
どうしても気に入った品のないときは出直すくらいの慎重さがたいせつ。

品選びのときにはよく注意して、つぎのような品を避けねばなりません。

変色、よごれ、いたみのある品、値札の古びている品、たもとにゴミのたまっている品、おしろいの匂いがしみ込んでいたり、ベニのしみのついている品、褄をとるために上前がよごれている品、裾ふきのよごれている品。

また袋帯を選ぶときには、折り山をさわってみていたんでいたり、刺繍のほつれているものはやめます。

絹ものは古くなった品は黄ばんでいたり、よごれているので、純白のハンカチを持っていって見くらべればひと目で見分けられます。

モデル 結婚

裁判離婚とは

自分が離婚を望んでも、相手が協議にも調停にも応じない場合、最終的には、裁判によって離婚を請求し、強制的に離婚することになります。

もし、裁判によっても離婚が認められなければ、実質的には別居などによって、結婚生活を解消しても、法律的には離婚できません。

裁判によって離婚が認められるためには、相応の理由が必要です。

民法では次の五つが、離婚が認められる理由として挙げられています。

第七七〇条(離婚原因)

(1)は、相手が他の女性(あるいは男性)と肉体関係を持った場合で、結婚における貞操義務に反したことになり、離婚の原因となります。

なお、自分が不貞を働いたことによって、結婚生活が破綻した時、自分が裁判を起こしても、裁判上の離婚が絶対認められないわけではありません。

一定のきびしい条件のもとで、認められる場合もあります。

(2)は、相手が、結婚に伴う同居の義務や、協力し扶助する義務に反した場合です。

夫が家によりつかないといったような時です。

「悪意で」と注記されているように、職務上など、正当な理由で別居が続いている時には、当てはまりません。

(3)は、蒸発やその他、なんらかの理由で配偶者の生死が三年以上不明な時も、離婚が認められますが、便りがあるとか生存が明らかである場合は、認められません。

(4)は、配偶者が強度の精神病にかかった場合、残された者の幸福を考えて離婚を認めるというものです。

しかし、あくまでも、回復の見込みがないことが明確な時に限られます。

(5)は、(1)?(4)に含まれない、それ以外の暴力、犯罪、性的不能・性的異常、夫の経済的協力義務違反などが、これに当たります。

理由があった場合でも、裁判所はその事由を十分検討し、事情を考慮した結果、結婚生活を継続させたほうが望ましいと判断した時は、離婚の請求を認めないでおくことができます。

調停・審判離婚について

◆調停離婚
夫婦間で離婚の協議を続けた結果、協議がまとまらないような場合は、家庭裁判所に調停を申し立てます。

調停離婚には、当事者である夫婦が自分でその場に臨み、調停委員を含めて、話し合いによって解決しようというものです。

離婚の調停申立書を提出し、家庭裁判所内の調停室で、結婚のいきさつ、離婚をしたいという理由、子供の問題、財産分与などについて、調停委員が中に立って話し合いを行い、解決の努力がなされます。

調停の結果、離婚の合意に達すると、調書にその旨が記載され、離婚が成立します。

この場合、申立人は、十日以内に戸籍上の届出をしなければなりません。


◆審判離婚
家庭裁判所における調停が成立せず、離婚の合意に達しなかった場合、または離婚の合意は成立したけれど、離婚に付随する子供や慰謝料の問題などで、合意が成立しない場合、家庭裁判所は、職権で離婚の審判をすることができます。

種々の事情を考慮し、調停委員の意見を求めたうえで、家庭裁判所が独自の判断で審判するものです。

この審判離婚は、当事者が不服を示し、二週間以内に異議を申し立てた場合は、無効になります。

調停も審判も、非公開の場で行われ、当事者の家庭内の秘密を守るように配慮されています。

公開することなく、望ましい形で家庭内の問題を解決しようとする方法です。

再婚?招待客の心得

披露宴での心得・態度などは、披露宴と全く変わりありません。

再婚の披露宴で注意したいことは、たとえ再婚であることを知っていたとしても、その会場では、再婚を話題にのせることは、なるべく慎むことです。

招待客の中には、再婚であることを知らない人がいるかもしれません。

再婚は「悪いこと」や「恥ずかしいこと」ではありませんが、特に離婚後の再婚の場合は、前の結婚のことはあまり触れられたくないのが人情といえるでしょう。

再婚ということで、余計な興味を持たれることも、わずらわしいことです。

まして、前の結婚生活に関する暴露的な話は、本人にはもちろんのこと、結婚相手や家族にとっても不愉快ですし、他の参列者にとっても、聞きにくいものです。

おめでたい席に、水を差すような話題は禁物です。

知っていても知らぬふりをするのも友情であり、思いやりといえます。

結婚は、たとえ再婚であったとしても、おめでたい門出です。

むしろ、過去の不幸を克服して、今後の幸せに期待する新郎・新婦に対して、「幾久しく幸せに」と、心から祝福したいものです。

◆再婚の際の挙式・披露宴 その2
形式にしても、招待客の顔ぶれにしても、こうでなければいけないということはなく、原則としては、初婚の場合と変わることはありません。

年齢や社会的地位、前婚解消の事情などによって、それぞれにふさわしい形にすればいいのです。

しかし、たとえ自分が再婚であり、あまり形式どおりの挙式を望まなくても、初婚の相手が、挙式・披露宴を、一般的な形で行いたいと希望することもあります。

当の本人はもちろんのこと、両親にしても、わが子の結婚には、大きな夢と期待を持っているものです。

自分の気持ちだけでなく、相手の希望や立場なども考え、二人の納得できるような形で行うことが肝心です。

初婚であれ再婚であれ、やはり結婚は、人生の大きな節目となる行事ですから、お互いに、その行事をどういう形で祝うのかは、大切な問題です。

一方的に自分の主張だけをするのではなく、相手の意見も十分に尊重し、これから共同生活を始めるのにふさわしい、スタートを切りたいものです。

◆復氏とは
婚姻によって氏を改めた妻あるいは夫は、離婚によって、旧姓に復することになります。

また、戸籍も夫婦の戸籍から除き、元の籍に戻るか、あるいは新しく作ります。

再婚の際の挙式・披露宴は、こうでなければいけないという、決められたルールはありません。

どんな形の結婚式・披露宴にするのか、どんな人たちを招待するのかなど、すべてケース・バイ・ケースで、本人たちの考え方、二人の状況次第と言えるでしょう。

簡単に考えれば、二人の証人を立て、婚姻届を提出するだけで結婚は成立するわけです。

お互いに再婚同士だし、年配でもあるし、おおげさな披露宴はしたくないから、双方の親類だけを招いて、自宅で披露をというのであれば、それも一つの方法です。

一方が再婚で、一方が初婚の場合、初婚側の立場を考えて、一般的な挙式・披露宴を望むなら、型どおりの式・披露宴をしてもいいのです。

二人で記念撮影だけをし、新婚旅行に行き、二人の結婚の思い出や記念になるものを作り、あとは結婚通知を出すだけで済ませるということも、考えられます。

挙式・披露宴をする場合、招待客の中に、先夫、あるいは先妻の親族を加えるかどうか、子供はどうするかなどという問題もあります。

例えば死別の場合で、女性が婚家先から再婚する場合ならば、やはり婚家先の両親などは加えたほうがいいと言う考え方もあります。

離婚後の事後処理の確認

再婚の話を進める時は、形だけでなく、法的にきちんと処理が済んでいることを確認することが重要です。

離婚にしろ死別にしろ、法手続きが正式に済んでいなければ、再婚することはできません。

もちろん、日本の法律では、重婚は認められていません。

子供がいた場合は、親権の問題がどうなっているのか、養育はどちらが責任を持っているのかということもあります。

また、慰謝料の話し合いが解決しているのかどうかも、大きな問題です。

特に再婚後も、子供の養育費などを払い続ける義務がある時は、その点もはっきりさせ、どういう条件で仕送りするかなどを、事前に知っておきたいものです。

仲人が、再婚する本人のそういう状況を把握しておくことはもちろんですが、結婚する相手にも、同じように、包み隠さず、すべてを知らせておくべきです。

なにも知らされずに結婚をし、後から「実は子供の養育費を」とか、一緒に住んではいないものの、子供の籍が自分の籍に入っていたなどということがわかった場合、せっかくの再婚にも、ひびが入ることになりかねません。

結婚後の二人の生活にかかわってくるような問題は、再婚を進める際に、仲人も含め、当事者同士の間で、十分理解をし、承知しておくことが大切です。

二人が結婚生活を始めてからは、隠し続けたり、避けて通ることができないものです。

◆縁談を進めるタイミング その2
しばらく、本人の様子を見てから、「そろそろ、再婚をする気持ちになられましたか」などというように、直接本人か、あるいは親しい周囲の人に、再婚の意志があるかどうか、打診してみるのが無難です。

もし、本人の気持ちが、再婚に傾いているようであれば、「実は心当たりがあるのですが」というように、話を切り出すといいでしょう。

本人がまだ、あまり再婚に気乗りしていない時は、無理に縁談を進めることは禁物です。

別れた原因やその人の性格によって、気持ちの整理に要する時間もいろいろです。

他人が勝手に判断することなく、本人の意志を尊重することが大切です。

なお、女性が再婚する時は、前婚の解消・取消から100日間は再婚できませんので、この期間に縁談を持ち込むのは、失礼に当たります。

◆連れ子と法律
子供を連れて後妻に行った場合、子供の戸籍と法的な権利の問題があります。

再婚によって二人は夫婦になっても、妻の前婚による子供は、再婚の相手の子供には、自動的にはならず、したがって子供には遺産相続などの権利はありません。

子供と再婚の相手が正式に親子になるためには、養子縁組が必要です。

養子縁組することによって、戸籍、姓も同一になりますし、万が一の場合、子供にも、遺産相続の権利が生まれます。

養子縁組は、養親、養子になる双方が合意し、市区役所・町村役場に届け出を提出することによって、成立します。


再婚の縁談の進め方といっても、特に変わったことはありませんが、縁談を進めるタイミングは非常に微妙です。

先夫、あるいは先妻と別れた理由はそれぞれ異なりますから、その事情によって、再婚に対する気持ちも異なるに違いありません。

また、年齢的にも、若くして前の結婚を解消した人、比較的年配になってからの人など、大きく開きがあります。

年齢や別れた事情などによって、再婚の意志や、結婚生活そのものに対する考え方も、千差万別です。

相手から再婚の意志があるごとを示され、縁談を依頼された時は、条件に合う適当な人がいたら紹介するということで、問題はありません。

しかし、こちらから縁談を持ち込む時は、相手の事情や気持ちを十分に考慮して話を進めることが大切です。

死別にしろ離婚にしろ、ある期間、生活を共にした人と別れたという経験は、他人には測り知ることのできない、つらい思いがあるはずです。

簡単に、「前の結婚生活が終わりを告げたから、次の生活へ」と目が向けられるものでもありません。

まだ、本人の気持ちの整理がつかないうちに縁談を持ち込み、相手の心の痛みに触れるようなことは、絶対に避けなければなりません。

再婚?縁談の依頼の仕方

縁談の依頼の仕方・マナーなど、再婚といっても、初婚の場合と特別に異なることはありません。

もちろん、前に結婚の経験があるということは大きな違いです。

再婚の縁談を頼む時は、前の結婚について、できるだけ隠さず、仲人に事実を伝えることが大切です。

前婚が何年くらい続いたか、死別か離婚か、離婚の原因はなんであったのかなどを、ありのままに言っておかないと、仲介する人もなかなか縁談を進めにくいものです。

死別にしても、離婚にしても、たとえどんな理由であるにしろ、その理由を隠して話を進めては、後で真実が知れた時に、かえって自分の立場を不利にしてしまいます。

仲介した人に、信用できないという印象を与えてしまうばかりでなく、その縁談がうまくまとまらなかった場合に、次の縁談を頼むこともできにくくなります。

特に、前の結婚で子供がいる場合、現在、その子供がどのような状況におかれているのか、再婚後、子供の養育はどうするのかなど、きちんと決めておき、その状況なども相手に表明しておく必要があります。

あいまいなままにしておき、いざ再婚の話が決まってから「実は子供が・・・・」などということになっては、相手をだました結果になります。

相手も再婚ということを承知で縁談を進めているわけですから、どんな事情でも正直に、すべてを明らかにして縁談に臨むことが、相手に対する礼儀でもあります。

国際結婚?失敗しないために

◆文化的背景の違い
自分たちのおかれている生活圏がどちらのサイドのものかによって、自分がとるべき態度も影響されます。

生まれ育った社会的背景、環境の中で身につけた習慣は、好むと好まざるとにかかわらず、捨て去ることのできるものではありません。

そんな相違点をお互いに認め合い、自分の国の習慣、しきたりにこだわり過ぎないことが重要です。


◆国際結婚に失敗した例
アメリカ人と結婚したS子さんの場合、失敗した一番の原因は、やはり言葉の問題でした。

もちろん、S子さんはある程度の英語は理解できましたが、混み入った話になると、十分に意思が通じなくて、徐々にもどかしさを感じだしました。

さらにアメリカでは、パーティなどには夫婦で出席する習慣があり、そんな時に交されるくだけた会話やパーティ・ジョークは理解が困難で、S子さんにとってはパーティそのものが苦痛になってきました。

S子さんはだんだん家にこもるようになってしまい、夫婦の話も陰気なものに変わり、ついに、離婚という事態に追い込まれてしまいました。

ダイアモンド・婚約指輪

◆ダイアモンド
ダイヤモンドは女性の永遠の瞳れのシンボルであり、誕生石はヨーロッパの伝説で、誕生石を身につけていると魔よけになり、幸運を招くと信じられてきた、というところにその理由がありそうです。

いずれにせよ、指輪の値段はピンからキリまであり、高価なものはまったく手が出ず、安いものは見るからに安っぽくて女性に嫌われたりで、なかなか思うようにいきません。

それでも、なんとか女性の好みを取り入れながら、分相応のところ(男性の月収分ぐらい)に落ちつくのが現状のようです。

また、代々その家に伝わってきた宝石を新たに加工して贈ったり、母親の若い頃の思い出深い指輪を、息子のフィアンセに贈ったりする場合もあります。

◆婚約指輪
新品でなくてもさしつかえないわけですから、心のこもったたいせつな指輪なら、むしろそのほうが贈る心にふさわしいといえるでしょう。

婚約指輪は、婚約期間中は左手の薬指にはめておきます。

そして、挙式の当日は右手に移しておいて、式後に結婚指輪の上に重ねて左手の薬指にはめるようにします。

婚約指輪

◆婚約指輪を贈るだけでも婚約は成立する
婚約の儀式として、従来どおり結納を行なう場合も、男性側が結納品目に指輪を添えて贈るケースが多いようです。

しかし、男性から婚約指輪を、女性からそれに代わる記念品(腕時計、カフス・ボタン、タイ・ピンなど)を相手に贈ることで、婚約を整えることもできます。

ふたりだけで婚約の記念品を交換して、あとで家族や友人に報告してもよく、また、内輪だけのパーティーや、親しい友人たちの立ち合いのもとで交換してもかまいません。

要は婚約したことを公表し、婚約を公認の事実にすることに意味があるわけです。

なお、男性から指輪を贈られたら、女性もかならず贈らなければならないということではありません。

ただ最近の傾向として、婚約の記念に女性からも相手の男性の好みに合わせたプレゼントを贈ることが多いようです。

また、結婚指輪と同じように、お互いに指輪を交換して同じ左手の薬指にはめるカップルも増えています。


◆婚約指輪は誕生石が一般的
婚約指輪を贈る風習は、古くヨーロッパに端を発してから世界中に広まっており、日本でも明治以来根強く普及し続け、今ではすっかり定着した感があります。

男性が女性に贈るのが一般的ですが、昨今は女性から男性に贈る場合もあります。

どちらにしても、婚約の年月日とふたりのイニシャルを彫っておくと、あとで思い出深い記念になるでしょう。

婚約指輪の選び方としては、人それぞれ多種多様で、これといったきまりはありません。

一般的にはダイヤモンドや誕生石が愛用されているようです。

婚約通知状例文

◆婚約通知状例文1

風かおるさわやかな季節となりました。

皆様お健やかにお過ごしのことと拝察いたします。

さて、私ども両名は数年来、交際をつづけてまいりましたが、このたび○○○○様ご夫妻のお世話で婚約いたしました。

挙式は来春の予定でございます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

私事ながら、かつ、はばかりながら、右、婚約の発表とさせていただきます。

平成○年0月0日
木村○夫宮口○子


◆婚約通知状例文2
若葉の美しさが目にしみる今日この頃でございます。

皆様にはますますご清祥のこととお喜び申しあげます。

さて、私たちは、○○○○様ご夫妻のご紹介により交際してまいりましたが、このたび結納の儀もあい済み、正式に婚約いたしました。

今秋挙式の予定でございます。

ここに謹んでご報告申しあげます。

今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

平成○年○月○日
田村〇一中尾○美

婚約の心得・通知状

◆婚約の心得
婚約の方法は、いくつかあります。

どの方法をとるのであれ、婚約の事実が公認されることに意味があるわけですから、自分たちの立場、状況に合った、一番ふさわしい方法をとるべきでしょう。

愛し合う男女がお互いの意志を確認して、結婚を約束することが婚約です。

その意味では、ふたりだけのあいだの口約束でも婚約したといえるでしょう。

が、口約束だけでは法律的には婚約として認められません。

結婚間際に婚約を破棄されても、口約束の場合は相手を婚約不履行で訴えることはできません。

第三者の証人や物的証拠があってはじめて婚約の事実が認められるのです。

古来、結納の儀式がとりかわされてきたのも、両者の婚約を動かし難いものにするという、便宜上の意味もあったからなのです。


◆婚約通知状は広範囲に発送する
婚約を社会的に公表するうえで、最も簡便かつ確実なのが婚約通知状の発送です。

通知状を発送する範囲は、親族、親しい友人、知人、勤務先の上司、同僚、学生時代の先輩、後輩など、できるだけ広範囲にわたることが望まれます。

差出人の名前は、本人たちの連名でも、両家の連名でもかまいません。

両親の援助を必要とせず、自分たちの力だけで結婚する人たちが増えてきて、最近は本人たちの連名にすることが多くなっているようです。

通知状の内容や形式は自由ですから、自分たちらしい味わいのある文章にしてもよく、あるいは、一般的に利用されている基本型を参考にして作成してもいいわけです。

ただ、どちらの場合も、お世話になった仲人の名前を入れるのを忘れないことがたいせつです。

婚約について

◆婚約は発表することで公的に認められる
ふたりの口約束だけでは、正式な婚約とは認められません。

何らかの方法で第三者に発表し、証人になってもらえるようにしておくことが、婚約者としての立場を法律的に守ることになります。

婚約したつもりでいて、相手から破棄されても、婚約がふたりのあいだだけのことであれば、婚約不履行で訴えてもとりあげてもらえません。

破棄されたほうが一方的に傷つくだけという結果になるのです。

何もかもふたりだけのあいだでして、幸せな結婚をしている人は、むろんたくさんいますが、一般的にはやはり公的に、正式の婚約をとりかわすケースが多いのも当然といえます。

いずれにせよ、自分たちの気持ち、考え方のうえで最も自然と思われる方法をとるのが望ましいといえます。

◆婚約発表は簡素に
婚約を正式にする方法としては、結納の他に婚約披露パーティーを開くとか、あるいは、もっと簡単に婚約指輪などの記念品を交換するとか、婚約通知状を発送するなどの簡単な方法があります。

どの方法をとるかは、本人同士の気持ち次第ですが、両親の存在を無視して事を運ぶようなことは避けて、自分たちの意向や考え方を理解してもらえるように話し合ってからきめるのが無難です。

結納や婚約披露パーティーなどを行なうことでけじめをつけるのも、それなりの意味がありますし、実質本位に婚約通知状の発送だけですませることも時間的、経済的な節約になり、時代に合った合理的な方法といえます。


交際は、短すぎず長すぎず

◆交際期間はほどほどに
見合い後の交際期間は、ある結論に達するまで、あわてずにじっくりと納得の行くまで考える時間的な余裕も必要です。

が、交際は長ければいいというものではありません。

どっちともつかないまま、ずるずると交際期間を長引かせるのは、破談となった場合にはお互いにマイナスです。

だいたい二、三か月ほど交際を続けると、相手の人となりもわかり、自分の気持ちの整理もついて結論を出せるようになるでしょう。

大事なこととはいえ、ずるずると迷い続けるのは感心しません。

決断するときは、思いきりや踏ん切りのよさも必要です。


◆交際後に断わる場合も仲人を通す
交際してみて、相手に好意が持てずはっきりと断わりたい場合は、仲人を通してその意向を先方に伝えます。

断わりの返事は早めにするのが礼儀ですから、交際をいつまでも引きのばさないことが肝心です。

ある程度交際し、先方が乗り気になっているようなときは、相手の気持ちを傷つけないような配慮が望まれます。

「私どもにはすぎた方で・・・・」とか、「ご立派すぎる方ですので、こちらを気に入っていただける自信がございません」などと婉曲に、しかも相手をたてて、断わるというより辞退するようなニュアンスを心がけるのが、スマートな断わりのマナーといえるでしょう。


仲人への礼儀・求婚について

◆特に仲人は、その後の進展ぐあいを気にかけているわけですから、どの程度の交際になっているか、近況報告するのが礼儀です。

ことこまかに話す必要はありませんが、率直な感想をまじえて、その後のなりゆきを大ざっぱに報告しておきます。

報告は電話、手紙、訪問いずれでもかまいません。

訪問して直接話す場合は、かならず前もって仲人の都合を問い合わせてからにします。

◆求婚は直接本人にしてもかまわない
交際期間を経て、お互いに好意を寄せ合うようになった場合は、男性が直接女性にプロポーズしても失礼にはなりません。

むしろ、わざわざ仲人を通して求婚するより自然のなり行きといえるでしょう。

仲人には相手が同意し、お互いの結婚の意志を確認してから報告し、以後の結納、婚約の段取りを依頼すればいいわけです。

交際したが、相手の気持ちがはっきりとつかめないような場合でも、勇気を出して直接申し込んでかまわないのですが、断わられた場合のことを考えて躊躇するようなら、仲人を通して相手の気持ちを打診してもらうようにします。

また、女性のほうで結婚を望み、相手の男性からいつまでもプロポーズがなくて、気持ちをつかみかねているような場合、いくら時代が変わったとはいえ、なかなか自分のほうからはいい出しにくいものです。

こんな場合は親から仲人にこちらの気持ちを伝えて、先方の意向を問い合わせてもらうといいでしょう。

家族や仲介人とのつきあい

◆本人同士だけでなく家族ともつき合う
この時期の交際は、いつもふたりだけというのではなく、ときにはお互いの家庭に招いたり、招かれたりして、家族との交流を試みることもたいせつです。

家庭の雰囲気を知ることは、本人を理解するうえでかなり参考になります。

相手の家族との接し方は、あくまでもていねいに礼儀正しくあるべきです。

本人同士が親しくなっていても、両親、兄弟にとってはまだ結婚相手ときまったわけでもなく、どうなるかわからないような扱いにくい対象であることをわきまえておかなければなりません。

招かれていないときに不意に訪問したり、招かれたときでも、長居やなれなれしい言動をするのは禁物です。

また、相手の家で頼まれもしないのに、台所にズカズカとはいりこんで手伝ったり、話しかけたりといった、さしでがましい態度もつつしみます。

相手の家族との交流は、より深く知り合うためのものであって、自分を売りこむためではないと心得ておくべきでしょう。

服装、身だしなみ、言葉づかいなども、本人同士以上に、こまやかな配慮があって当然といえます。

◆仲人にはときどき中間報告をする
本人とその家族との交流が深まるにつれ、自分の気持ちも、次第にある形を整えてくるものと思われます。

結婚のことに思いをめぐらし、毎日自分のことで精いっぱいで、周囲のことを考える気持ちの余裕がないかもしれません。

しかし、心配してくれている家族や、世話してくれた仲人への心づかいを忘れるようでは困ります。



二人のルールを決める

おつき合いも回を重ねると、つい時間もルーズになりがちです。

デートの時間に遅れたり、あるいはついつい長びいて帰宅が遅くなったりで、はじめの頃の心づかいもだんだん忘れがちになります。
時間のルーズさはすべてに通じます。

こういうときこそ気分を引きしめて、節度ある態度を心がけましょう。

また、デートの費用も、どちらかが一方的に負担するのは好ましくありません。

毎回きちんきちんと割勘を実行するのも窮屈ですから、交互に負担するなど、ふたりで適当に相談しておくほうがいいでしょう。

男女平等を主張しながら、経済的な負担を男性に押しつけたまま平気な顔をしているのはおかしなものです。

特に見合い後の交際は、あとでどうなるかわからない面を持っているのですから、費用のことは、原則的に割勘を建て前としてけじめをつけておくことが望まれます。

万事に節度をたいせつにする。

これが気持ちのいい交際のルールといえるでしょう。

かならずしも、健康診断書の交換が必要というわけではありません。

お互いに好意を寄せ合い、結婚の意志もかたまってきたときに、味気ない紙きれを交換するのは事務的で、何となく気のすすまないことでしょう。

けれども健康は、結婚を前にして無視できない問題です。

健康な心とからだがあってこそ、明るい家庭生活が営んでいけることはいうまでもありません。

婚約、結納も無事にすみ、あとは挙式を待つばかりという頃になって、軽視できない疾患があることが相手方にわかって破談になることもあります。

そうなってから後悔しても遅く、お互いに深く傷つくことになります。

結婚生活に適さないほど病弱であったり、家系に深刻な遺伝を背負っている場合などは、早々に破綻を招いたとしてもいたしかたのないことといえます。

結婚はふたりの人間の、そしてやがて生まれてくる子どもの人生を左右します。

結婚前には、その点をじゅうぶん配慮してしかるべきではないでしょうか。

治療して治る病気なら、完治してから結婚するのが当然ですし、また、結婚に適さない心身の疾患がある場合は、そのことを相手方に隠すのは、良くありません。

健康診断書を交換するのは、事務的で気のすすまないことですが、悔いを残さないためには、やむをえないことといえるでしょう。

健康診断書は、保健所や公立、私立の医療機関でやってもらえます。

婚約前に、できればふたり同じ病院で検査を受け、診断書を交換しておきたいものです。

ウエディングケーキ入刀

披露宴の前半のハイライトともいえる、セレモニーです。

司会者から「では、ただいまより新郎新婦にウエディングケーキの入刀をしていただきましょ
う」とあいさつがあると、係の人から紅白のリボンが結ばれたナイフが渡されます。

新婦は右手でナイフを持ち、新郎は新婦の右側に立って自分の右手を新婦の右手に重ねます。

やり方は係より説明がありますから、そのとおりに行えばよいでしょう。

ケーキはのちほど会場の人が、人数分に切り分けてくれますから、引出物と一緒に参列者に持ち帰ってもらいます。

このウエディングケーキ・カットは欧米から入って来たセレモニーですが、今では広く一般的に行われるようになりました。

本来は、主婦になったばかりの花嫁が自分で焼いたケーキをふるまったものだったのです。

シャッター・チャンスとしても大きなポイントですから、カメラを持って来ている参列者は、前に進み出てチャンスをねらいます。

司会者の方でも気をきかせ、「カメラをお持ちの方はどうぞ前にお越しください」と声をかけます。

新郎新婦は、できるだけゆっくりと、入刀をします。

※司会者が注意しなければならないのは、「割る」とか「切る」などという忌詞を使わないことです。

かわりに「ナイフを入れる」とか「入刀」という言葉にします。

なお、和風の披露宴なら、ウエディングケーキ入刀のかわりに、酒樽に槌を入れて割る鏡開きにしてもよいでしょう
ここまでが披露宴のセレモ.ニー部分で、後は祝宴に移ります。


セレブ 結婚

乾杯

係より全員のグラスに、シャンパンがつがれましたら、乾杯となります。

司会者から、乾杯の音頭をとる人の紹介があります。

音頭をとる人物は、祝辞を述べる方と重ならないよう、あらかじめ決めておきます。

紹介された人は、
「ご紹介にあずかりました○○でございます。まことにせんえつではありますが、乾杯の音頭を取らせていただきます。

木村浩君・陽子さんの幸福二人の幸せを祝福し乾杯します。と両家のご繁栄を祝して、乾杯!」

参列者は新郎新婦、両親、媒酌人も含めて全員グラスをあげて乾杯をします。

グラスは目の高さまであげ、お酒を飲めない人も、口だけはつけるようにします。

飲めないからといって、係の人が乾杯のシャンパンを注ぐとき「結構です」などと断わるのはマナー違反です。

ただし、食事になってからのアルコールは断わってもかまいません。

なお、乾杯の飲みものは、洋風披露宴のときはシャンパンが正式ですが、ワインのこともあります。

和風のときはビールが普通でしょう。


モデル 結婚

主賓祝辞

主賓は新郎側新婦側から、一人ずつお願いするのが普通です。

会社の上司、学生時代の恩師など、新郎新婦とのつながりも深く、また社会的信用も高い人にお願いすることが多いようです。

この主賓の祝辞は新郎新婦、両親に対してのものですから、司会者の紹介で主賓が立つと、新郎新婦、両親は起立して聞く体制をとります。

しかし、座をやわらげるためにも、新郎新婦を疲れさせないためにも、主賓の方で「どうぞお座りください」と声をかけるのがマナーです。

声をかけられたら、新郎新婦も両親も遠慮なく座ってかまいません。

主賓の祝辞は、長過ぎないように注意します。

短いほどよいと心得てください。

だいたい二2分くらい、3分が限度といえるでしょラ。

内容は、立派で格調の高いものである必要はありません。

わかりやすく、お祝いの気持ちが率直に出ていればよいのです。

格調高くと考えるあまり、月並みで退屈なものにならないよう注意することのほうが大切です。

普通ここまでは飲みものも食事も出ておらず、参列者は静かに耳を傾けます。

タバコも主賓の祝辞が、終わるまでは遠慮すべきです。

食事が始まったら、吸ってもかまいません。


結婚相談所 20代

媒酌人のあいさつ

◆媒酌人のあいさつ

実質的には宴のスタートとなるもので、披露宴の雰囲気を決める重要な要素です。

いわば新郎新婦、両親のかわりになされるあいさつですから、媒酌人も心して臨むことです。

司会者が開宴のあいさつに続いて、「では、まず本日ご媒酌の労をおとりくださいました、早川稔様からごあいさつがございます。早川様、お願いいたします」というように紹介をします。

話の長さはできれば5分くらい、どんなに長くても8分が限度でしょう。

10分などという時間はよほど話のじょうずな人でもなければ、聞きづらいものです。


◆内容

(1)媒酌人としての自己紹介
(2)参列者へ臨席のお礼
(3)挙式がとどこおりなくすんだ報告
(4)新郎新婦の略歴
(5)二人が結ばれたいきさつ
(6)二人へのはなむけの言葉
(7)参列者へ二人の将来の支援を依頼

大役だけに初めてのときなど、緊張してしまいますから、要旨を書いたメモを用意しておくとよいでしょう。

ときどきそのメモを見たって、かまわないのです。


なお、媒酌人のほかに実質的な仲人、二人の出会いのきっかけをつくった人が会場にいれば、ちょっと席を立ってもらって参列者に紹介をします。

「実は新郎と新婦が知り合うきっかけを作ってくださった実質の仲人が、今日会場にお見えです。

中村健二さん弘子さん」夫妻です。

新郎は健二さんの、新婦は弘子さんの友人であり、お二入の紹介により、カップルが誕生したわけなのです。

四人で志賀高原にスキーに出かけたのが、初めての出会いと聞いております。

中村さん、恐れ入りますがちょっとご起立願えませんでしょうか。

みな様、お二人に拍手をお願いいたします」

新郎新婦、両親は、司会者から媒酌人の紹介があったら起立をして話を聞きます。

媒酌人が新郎新婦の将来を、参列者に依頼して頭を下げたら、新郎新婦、両親も一緒にお辞儀をするようにしましよう。


モデル 結婚

新郎新婦の入場

◆新郎新婦の入場

まず司会者より「お待たせいたしました。ただいまより新郎新婦の入場です。盛大な拍手でお迎えください」との言葉があり、一度閉じられた入口の戸が再び開かれ、新郎新婦の入場となります。

媒酌人、新郎、新婦、媒酌人夫人の順番で入場しますが、式場によっては介添え人が先導することもあります。

背筋を伸ばしてゆっくりと歩きましょう。

とくに新婦が打ち掛けの場合は、歩調がゆっくりにならざるを得ないので、媒酌人はその点注意して歩きます。

四人はそのまま一段高くなっている、メインテーブルに着席します。



◆司会者より開宴のあいさつ

拍手が鳴りやみ、全員静かになったところで、司会者が開宴のあいさつをします。

「みな様、本日はお忙しいなかようこそお越しくださいました。

ただいまより木村浩さんと村上陽子さんの、結婚披露宴を開催させていただきます。私は新郎の友人で盛田保広と申します。

本日、司会をおおせつかりましたが、なにぶん不慣れですので、いき届かない点も多いかと思います。

みな様のご協力をいただいて、楽しい宴にしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします」


熟年結婚

媒酌人は、入口で来賓を迎える

開宴の10分くらい前になると、係より案内がありますので、新郎新婦、媒酌人夫妻、両親は来賓を出迎えるために、披露宴会場の入口のところに設けられた金屏風の前に並びます。

順番は写真撮影のときと同じです。

来賓に向かって右側に新郎、媒酌人、新郎の両親、左側に新婦、媒酌人夫人、新婦の両親と並びます。

来賓は「おめでとうございます」「ご招待どうもありがとうございます」と簡単にあいさつをして入場し、自分の席につきます。

ここで長々と話をしては、後ろの人がつかえることにもなり、引いては披露宴のプログラムが遅れてしまったりするので、あいさつは簡単に、そして、とにかく晴れがましくにこやかな表情で行います。

入場したら静かに、指示された席につきます。

出迎える方も同様です。

遠方から来ていただいた方、久しぶりに会った人などつい話したくなりますが、簡単なあいさつにとどめます。

媒酌人や両親は「ようこそお越しくださいました」「お運びいただきましてありがとうございます」とあいさつをし、新郎新婦は「ありがとうございます」といえばよいでしょう。

来賓の入場がすみましたら、新郎新婦と媒酌人を残し、両親は静かに席につきます。


モデル 結婚

親族紹介のリードを媒酌人がとる

正式には式のなかに組込まれており、媒酌人が両家を紹介するのですが、実際には親族固めの杯をかわすだけで、省略されることが多いようです。

そして、記念撮影の後、新郎側新婦側が一つの控え室に集まったときに、たいてい親族紹介が行われます。

親族紹介は媒酌人が、リードをとって行います。

実際にそれぞれの親族を紹介するのは、新郎新婦の父親であったり、また新郎新婦本人がする場合もあります。

媒酌人は「では、ただいまより、両家のご親族を紹介していただきましょう。こちらが新郎○○君のおとう様でいらっしゃる木村平八郎さんです。では、木村さん、ご紹介よろしくお願いいたします」

新郎自身が紹介する場合は「ただいまより、新郎○○君より、ご親族の紹介をしていただきましょう。では○○君、よろしくお願いいたします」というように、紹介の口火を切ります。

紹介は名前と新郎新婦との関係をいいますが、紹介された方は「おじの○○でございます。東京都大田区に住んでおり、仕事は○○商事に勤務しています。よろしくお願いします」というように、住んでいる所と職業くらいは付け加えましょう。


シニア結婚

挙式当日、媒酌人 その2

◆式の進行とスピーチ原稿のチェック

控え室に入り、ひととおりあいさつがすんだら、新郎新婦の入場の仕方、披露宴の進行などについて、婚礼委員長や式場の係員と相談しておきます。

挙式の手順については、その場で式場の人がうまくみちびいてくれますが、落ち着いて臨むため
にも、一応手順は頭にいれておいたほうがよいでしよう。


スピーチ原稿のチェックなども行い、数字、固有名詞など新郎新婦に、確認しなければならないことは確認しておきます。


◆写真撮影のときは新郎新婦の両脇に

並日通は挙式がすんだ後、写真撮影を行います。

並び方などは写真の係が指示してくれますが、あらかじめ頭に入れておくと、落ち着いて振舞えるものです。

まず、式に出席した親族一同がとります。

カメラに向かって右側が新郎側親族、左側が新婦側親族です。

媒酌人と媒酌人夫人は、新郎新婦の脇に座ります。

そしてそれぞれ横に両親、兄弟、伯父(叔父)、伯母(叔母)というように、血の近い順番に座ります。

その後二人で写真をとります。

式場によっては、新郎新婦の写真が先のところもあります。

媒酌人は洋装の場合、両手を膝の上に八の字におき、和装の場合は、右手で扇子のかなめのところを軽く持ちます。

和装のときは、扇子を必ず持ちます。

いずれにしても、写真撮影のときは、背筋をのばし、堂々としていることが、媒酌人らしい態度といえます。



モデル 結婚

挙式当日、媒酌人 その1

◆式場へは一時間前に入る

媒酌人は大役です。

どんなことがあっても、遅れるようなことは避けなければなりません。

当日の道路事情なども考慮した上、とにかく早目に家を出ます。

できれば、事前に一度式場へ足を運んでおくと、時間の予定が立ちます。

到着したら、まず両家の両親に「本日はまことにおめでとうございます」とあいさつをします。


◆参列者へのあいさつの仕方

控え室やロビーで参列者にあいさつをしますが、媒酌人の立場は、新郎新婦の家族や親族に対して外部の人間であり、それ以外の参列者に対しては、主催者側ということになります。

ですから、家族や親族には「本日はまことにおめでとうございます」と祝いの言葉を述べ、それ以外の人には「本日、媒酌をつとめさせていただきます○○でございます。

ご列席をたまわりましてありがとうございます」というようにあいさつをします。

なお、参列者の誰ともなごやかに、話をすることが大切です。

当日だけの頼まれ仲人であるほど、お客様扱いされがちですが、あくまでも主催者側であるということを忘れないことです。


◆媒酌人夫人は新婦の世話を

当日の媒酌人夫人は、いわば新婦の母親がわりですから、式場に到着したら、新婦が支度をしている美容室にいき、衣装の乱れを直す、のどのかわきや空腹の具合、気分のよしあしをたずねるなど、なにくれとなく世話をします。

新婦が移動するときには、新婦が和装ならば新婦の横につき、手をとります。

洋装ならば後ろにつき、ドレスをひきずったりしないよう注意します。

ただし、新婦に式場側の介添え人がつく場合は、必要ありません。

その場合の媒酌人夫人は、媒酌人と一緒に新郎側の控え室にいて、周囲の人々と談笑をします。


結婚

挙式当日、新郎新婦の両親

◆式場へは早目にいく

新郎新婦の両親は、だいたい挙式の始まる1時間?1時間半前には、着くようにします。

少なくとも、他の参列者よりは先に到着しておくべきでしょう。

とくに新婦側は荷物も多く、しなければならないことも多いので、母親だけでも付き添っていくようにします。


◆参列者、媒酌人へのあいさつ

控え室では参列者に「本日はお忙しいなかをお越しくださいまして、どうもありがとうございます」と参列していただくお礼を述べます。

また、相手側の親族に対しては「○○の父でご郎側控え室へ、媒酌人夫人は新婦側控え室へいきますが、新婦の両親も新郎側控え室まで、出向いて媒酌人にあいさつをします。

当日は忙しい上に、ひさびさに会った親戚と話がはずんだりして、ともすれば、媒酌人への気遣いを忘れがちです。

出迎えや控え室への案内、茶菓のもてなし、また帰りの車の手配など、失礼のないようにお世話をします。


◆参列者へのもてなしは誰かが責任を持って

披露宴が始まる30分くらい前になると、招待客が続々と到着します。

和式でしたらめでたい桜湯、洋式でしたらコーヒーなどでもてなします。

これは式場側がやってくれますが、しかし、くれぐれも失礼のないように、婚礼委員長はじめ誰かが気を配っているようにするとよいでしょう。

ある客には飲みものが配られていない、などということのないようにします。


モデル 結婚

結納について

結納は儀式なので、日常のあいさつはしない 仲人がそれぞれの家に着いたとき、時候のあいさつなどは必要ありません。

本人と父親、母親は玄関まで仲人を出迎え、床の間に案内します。

仲人は結納の口上を述べて、結納品を納めます。

女性宅、男性宅では本来なら口上は本人が述べるべきですが、父親がかわりにいうことが多いようです。

床の間では座ぶとんは、使用しないのが正式ですが、最近では使用することもあります。

また、この日、仲人は一日のうちに両家を一・五往復もしなければならず、とても忙しいので、手際よく進めることが大切です。


緑茶ではなく桜湯、昆布茶、葛湯などを用意する お茶は「茶をひく」とか「茶を濁す」といわれて、結納にかぎらずおめでたい席にはふさわしくないとされています。


結納の儀式が終わってのち、改めてお茶を出すときには緑茶でかまいません。


祝い膳は折詰や「酒肴料」などに代えてもよい 結納の日には祝い膳を用意します。



仲人に「本日はどうもありがとうございました。

ささやかではございますが、酒肴の用意がございますのでおくつろぎください」といって出します。

祝い膳は尾頭つきの焼きもの、ハマグリの潮汁、刺身、赤飯など決まった献立がありますが、お寿司と吸いものなどでもよいでしょう。

中高年

親族書はおじ、おばまで

親族書は同居していない祖父母、結婚して同居していない兄弟姉妹、その配偶者、それに伯(叔)父と伯(叔)母およびその配偶者を父方と母方に分けて書きます。

いとこや甥、姪は書き入れないのが普通です。

結婚したらなにかと付き合いも出てくるでしょうから、住所や職業など書き込んでもよいでしょう。

どこまで書くかは、あらかじめ双方で打ち合わせをして、だいたいのバランスがとれるようにしておきます。

家族書・親族書は一枚の紙に続けて書くこともあります。

また、親族書が一枚に納まらなければ二枚にしてもよいのです。

書き上がったら金銀の水引きなどできれいにとじ、三つにたたんで上包みをかけます。

上書きは「家族書・親族書」または「寿」です。

家族書と親族書はまとめて上包みをかけてかまいません。

水引きはかけないでそのままにします。

家族書・親族書は結納品とは別のものなので、祝い台にはのせずに、片木盆にのせて持参します。



モデル 結婚
墨は濃く黒々と目録や受書を書くとき、墨が薄いのは不吉とされており、よくありません。

墨は落ち着いて十分にすり、濃く黒々と書きます。

「毛筆は書き慣れないから」と気後れすることなく、へたでもていねいに書くことです。

書体は必ず楷書で書きます。

草書を用いてよいのは目下に対するときだけとされていますから、くずしても行書が限度です。


◆家族書・親族書の書き方

家族書には同居している家族を書く
見合いの場合、家族書はすでに交換しているので親族書だけでよいのですが、恋愛の場合などは家族書・親族書の両方を結納のときに用意します。

家族書は両親、結婚していない兄弟姉妹、本人、また祖父母や結婚している兄弟姉妹、その配偶者


家族書・親族書の書き万(奉書紙を横二つに折り、折り目を下にして書く。

一枚目の中央に家族書などと書き、二枚で一組とし右端を水弓でとじる。


できあがりの大きさはおよそ24×24?がめやす。


なども、同居している場合は、それも書きます。

順番は年齢の順とします。

本人との続柄だけでなく、年齢や職業を書き入れることもあります。

用紙は奉書紙か美濃紙に書いてもかまいませんし、市販のものを使ってもかまいません。

いずれにしても、毛筆で濃い墨を使い楷書で書きます。

紙の折目に文字がこないように気をつけます。


結婚相談所 20代

受書の書き方は目録に合わせる

受書はいわば結納に対する受取り書か領収書のようなものです。

昔のしきたりどおり仲人が、両家を往復して結納を交わす場合は両家とも受書を用意します。

ホテルや料亭などで両家、仲人が一堂に会して行う場合は、その場で受取りが確認できるため受書は省略してもかまいません。

関西のように、男性側からのみ結納を納める場合は、受書は必ず必要です。

受書も目録と同様、本来は奉書紙に筆を使い自分で書くものですが、市販の印刷されたものを使用する人が増えています。

その場合、これも目録と同じなのですが、最初の一行目が空白になっていますので、ここには「御帯料壱封」または「御袴料壱封」と書き込みます。

「御帯料」については目録に「小袖料」あるいは「御結納料」となっていれば、それに合わせなければなりません。

末尾の「右之通り幾久敷目出度受納致しました」

「右之通り幾久敷芽出度受納仕り候」というような文の後に日付け、こちらの名前、相手の名前を書き込みます。

日は目録と同様、吉日とします。

目録、受書ともに書き込みがすんだら、たたんでもう一枚の奉書紙に包みます。


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目録・受書の書き方

目録は最初の一行が男女で異なる。
目録・受書ともに奉書紙で毛筆を使って自分で書くのがいちばんですが、最近では市販の印刷されたものを使うことが多いようです。

市販のものの場合、最初の一行が空白になっています。

これは男性側・女性側で書き方が違うためです。

男性はそこに「御帯料壱封」と書き込み、女性は「御袴料壱封」と書き込みます。

御帯料は地方によっては「小袖料」あるいは「御結納料」となることもあります。

また、結納金のかわりに指輪やカフスボタンなどを交換するのであれば、一行目は「指輪壱個」「カフスボタン壱対」というようにします。

日付けも空欄になっていますから○○年○月と書き込み、日は吉日とします。

親の名前ではなく本人の名前で日付けの左下に氏名、左上に相手の氏名を書き入れます。

かつては両家の縁組ということで当人ではなくその父親の名前を書き込んだものでしたが、現在では当人の名前にするのが一般的です。

しかし、これも地方によって差があり、今でも父親の名前を用いるところもありますから、打ち合わせをしておきます。


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結納金

結納金

新札の紙幣をそろえ、半紙と奉書紙を使って包みます。

結納セットを使用するのなら、その中の紙で包めばよいのです。


月収の二、三倍が目安で結納品の中の金包が結納金です。

もともと花嫁の支度金として花婿側から贈られたもので、この金額によって花嫁の支度の規模も決まりましたから、相当な金額が包まれていました。

しかし、現在では、それぞれ無理のない金額でという傾向にあります。

サラリーマンなら月収の二?三倍が一般的です。

半返しの習慣はなくなる傾向にあります。

かつて関東地方では男性側からの結納金『御帯料』に対して女性側から『御袴料』として半額を包んで返す、いわゆる「半返し」の習慣がありました。

しかし、これはいうまでもなく、現金がいききするわけですから、最初から相談のうえ、男性側の結納金を半分にしておいてもよいわけです。

いずれは生活をともにする二人なのですから、両者および仲人で打ち合わせをして、無駄のないようにしたらよいでしょう。

なかには「御帯料」の包みは形式的においておくだけで、実際には現金は贈らず、かわりに指輪とタイピンなど記念品の交換でこれにかえたという人もいます。

けじめをつけてめでたさを祝う意味から結納の儀式は大切にし、しかも、中味は実質的にしたという例です。


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会員制結婚式

■会費制の意味
会費制結婚式というのは、参列する人たちが二人のための結婚式の費用を出し合って、心からの祝福を送るというもので、前にのべた人前結婚式の形式をとります。

参列する人たちにしてみれば、結婚する二人になにかプレゼントを考えるわけですが、この贈り物にかえて会費を出せばよいというわけです。

これは、形式化された、高価な費用を要する今までの結婚式の矛盾を解消しようとした、いかにも現代的な挙式であるともいえましょう。

ただ、こうした方法では、相手方にチャ リッカリしているという感じを与えることにもなりますので、慎重に取り組んでほしいものです。


■準備と進行
会費制結婚式は、まず二人の結婚を祝う仲間が集まって実行委員会を作り、そこが中心になって準備を進めていくという形をとるのが理想的です。

実行委員会では、準備のために、(1)会場のこと(2)料理のこと(3)招待人数のことなどに気を配って、総予算をたてて、一人当たりの会費をきめます。

合理主義に徹すれば、親類からも一般なみに会費を徴収してもよいでしょうが、親族からはそれ相当の贈り物や祝儀を受けることが多いので、一般人会費、親族分会費、などに分けるのが良案でしょう。

さて、実行委員会の腕の振いどころはプログラムの作成にあります。

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