さて、ホテルや結婚会館などの式場で挙式をあげたあと、ひきつづき、同じ建物内の宴会場で〈結婚披露宴〉をもよおす場合は、挙式をあげているあいだに、宴会場のほうで、会場の準備や来賓の受付・接待などもはじめなければなりません。

しかし、家族や親戚などは、挙式に出なければならないので、とても、そちらには手がまわりません。

それで、新郎新婦の先輩や友人、後輩、あるいは、両家の親戚や知人に世話役を頼んで、会場の準備や来賓の受付接待などにあたってもらうことになります。

では、世話役は何人ぐらい必要か

世話役の役割といえば、招待客の人数にもよりますが、五十名前後の場合で、六?七人から、十人ぐらいに次のような役割を分担してもらうのが普通です。

・幹事役 一名
幹事役には、家族に代わって、披露宴の準備から、その進行、そして、あとしまつまでやってもらうわけですから、披露宴の規模から、来賓の席次、披露宴の進め方まで、家族同様にのみこんでいてもらわなければなりません。

それで、幹事役には、平素がら家族同様につきあっている人か身内のもので、この種の行事のしきたりに通じた人を依頼するようにします。

・司会役 一、二名
司会役には披露宴の司会をやってもらうのですが、来賓の人数の少ないときなどは、幹事役に兼任してもらってもよいでしょう。

司会役は、来賓などのテーブル・スピーチの司会をやってもらうわけですから、頭がよくて、弁舌の立つ人に依頼するようにします。



婚姻届はどのように書くか

厳粛な結婚式をあげても、また、どんなにおおぜいの人をあつめて、どんなに豪華な披露宴をもよおしても、それだけでは成立したことにはなりません。

婚姻届を提出して、はじめて、正式の夫婦とみとめられるのです。

〈婚姻届〉の用紙は、市区町村役場にそなえつけられていますから、結婚式の日取りが決まったら、それをもらってきておいて、結婚式をあげたら、その日のうちにも、届け出るようにしましょう。

※その日が日曜日や祭日であっても、役場で受け付けてくれます。

この届書を、夫になる人、または妻になる人の本籍地の役場に出すとき・そのほかのところ、夫の本籍地でもなく、妻の本籍地でもない市区町村役場に出すときには必要書類が変わります。

また、この届書を本籍地でない役場に出すときは、戸籍抄本がいりますから、あらかじめ、本籍地の役場に申請して、用意しておきます。

また、〈婚姻届〉には、証人二名の署名捺印が必要です。

-証人は、成人であれば、だれでもかまいませんが、結婚式場で本人たちが署名捺印するような場合は、適当な来賓にあらかじめ証人になくれるように頼んでおいて、本人たちの署名捺印にいて、証人たちにも署名捺印してもらうようにする。

また記入のしかたを確めるようにしましょう。



■新式・人前結婚式
新式、人前結婚式の意義以上のほか、最近は〈新式結婚式〉とか〈人前結婚式〉などといって、宗教的な儀式や、昔ながらのしきたりにとらわれない、新しい形式で結婚式をあげる人たちも多くなってきました。

これを〈新式〉というのは形式が新しいからであり、〈人前〉と呼ぶのは、〈神前〉でも〈仏前〉でもなく、人びとの前で親兄弟や親戚、知友などを証人として行なうからですが、また費用も安く、手軽に行なえるところから、公民館などの公的な集会場を利用することが多いため、〈公民館結婚式〉とも呼ぱれています。


■誓約書の例
私たち二人は、本日、ここに、私たちの心から敬愛するみなさま方の前で、みなさま方のあたたかいご祝福を受けながら、結婚の式をあげ、おたがいに終生の伴侶として結ばれましたことを、まことに幸福に思います。

私たち二人は、今日より心を一つにし、たがいに深い理解と愛情と誠実とをもって、足りないところをおぎないあい、助けあい、励ましあい、楽しみはともにわかち、苦しみにはともに耐えて、円満な家庭をいとなむことを誓います。

右、誓約いたします。

昭和××年×月×日
○○太郎
△△玲子


■招待客のマナー
・会場に着いたら
荷物をクロークに預けます。

受付で名のり、新郎新婦との関係を述べて「本日はお招きにあずかりありがとうございます」と挨拶、名簿に署名します。


・控え室では
声高なおしゃべり、新郎新婦のうわさ話、陰気な話は禁物。

静かに待ちます。


・宴席では
両隣の人に会釈を。

食事はほかの人とテンポを合わせ、会話を楽しみながらなごやかに。

音をたてて飲んだり食べたりしてはいけません。

スピーチのときは話す人へ視線を向け、終わったら拍手を。

食事をしてかまいませんが、食器やナイフ、フォークの音をたてないように注意します。


■受付係のやること
受付係は、ほかの世話係と同様、一時間ぐらい前に会場に到着するように心がけます。

招待客が名乗ったら、まずお礼を述べ、署名をお願いします。

そのあと、係に控え室へ案内してもらいますが、このときに「××様もおみえになっていらっしゃいます」と、一言添えてあげましょう。

知った人がいることを知らされるだけで気持が安らぎます。

そのためにも、あらかじめ招待客名簿に目を通し、新郎新婦との関係や、招待客同士のつながりなどを知っておきましょう。

また当日持参分のお祝いを預かるのも、受付係の仕事です。

名前を記録しておき、あとでお祝いとともに会計係に渡します。

祝電も、新郎宛と新婦宛に分け、司会者に渡します。


■媒酌人のあいさつ
・招待客への感謝
・婚儀が無事行なわれたことの報告
・新郎新婦の紹介
・結婚に至るまでの経過
・席順その他の不行き届きを詫びる言葉
・招待客に「今後とも若いふたりを援助し、見守っていただきたい」という意味の願いの言葉
この6つの事柄を必ず含めて、400字詰原稿用紙3枚前後、時間にして5分ぐらいにまとめ、原稿を作成しておきます。


■主賓のあいさつ
3分以内、どんなに長くても5分以内にまとめます。

披露宴招待客全員を代表していることを忘れないようにしたいもの。

媒酌人よりふたりのことをよく知っていても控えめにします。

大演説、お説教ではなく、人生の先輩としての祝意と愛情、招かれたことへの感謝の気持ちを十分に表現します。

なお、主賓の挨拶のとき新郎新婦は起立して受けるのがエチケットですが、主賓は話し始める前に「どうぞお座りになってください」とうながします。


■両家代表のあいさつ
披露宴の招待状の差出人が挨拶します。

したがって、新郎新婦の名前で出した場合は、新郎が挨拶します。

新婦が短い言葉を添えてもよいでしょう。

両家の父親の名で出した場合は、ふつう新郎の父親がします。

招待客へのお礼と、ふたりの今後をどうぞよろしく、といった意味の言葉で結びます。


■媒酌人以外の人が、結婚祝いを贈る時
結婚祝いを贈るのが早すぎると、披露宴への招待を催促するようになるので控えるが、媒酌人の場合はその配慮はいらない。

したがって、祝いと喜びの気持ちを伝える贈り物は、早いほうがいい。

縁談の仲介から引き受けている媒酌人の場合は、挙式の日程が決まったころに贈るようにする。

遅くとも一か月前ぐらいまでには贈りたい。

当日だけの名誉媒酌人の場合は、引き受けたらなるべく早くお祝いをする。

当日に式場に持参しても失礼にはならない。

■挙式の当日だけの媒酌人
挙式の当日だけの媒酌人は、頼まれ媒酌人、名誉媒酌人と呼ばれる。

この場合に最も大切なことは、当事者や両家についての予備知識を、きちんと得ておくことだ。

また、縁談から見合い、婚約と、二人を見守ってきた仲介人や仲人には、やはりあいさつをしておくべきだろう。

そうした人々に、交際期間中の様子など、この縁談がまとまったいきさつを聞いておくことは、あいさつの草稿をまとめるうえで役立つだけでなく、挙式までにトラブルがあったときにも、解決のヒントともなろう。

あいさつは、こちらから出向くのがマナーだろう。

■結納開きにあたる簡単な会食
この機会に、挙式の時期や当事者、両親の希望などを話し合っておくといい。

出席者は、当事者と両親、仲人というのが一般的だが、式後、婚約披露パーティを行うこともある。

最近は、ホテルや結婚式場でも婚約式を受け付けてくれるところがある。

当事者の友人など、若い人が中心となって開かれることが多い。

しかし、ごく内輪のパーティであることが多い。

パーティでも仲人のスピーチが求められるが、ポイントは、パーティの雰囲気に合わせ、あまりかしこまったものにしないこと。

このパーティは、コーヒーとお菓子、ビールとスナックやサンドイッチといった軽い飲食が普通なので、服装は、パーティだけの出席なら、ダークスーツ程度、仲人夫人は少しあらたまった外出着といったところでよい。

一応招待者側に問い合わせて、本人やその両親と同じ程度にするよう心がけたい。

■挙式の準備
媒酌人も打ち合わせには参加したいもの。

挙式の日取り、形式、披露宴の進行などについては、当事者が概略を決めて報告に来るのが普通だが、当日の具体的な進行、内容についての打ち合わせは、媒酌人も参加したほうがいい。

当日、大役を果たすための余裕にもつながる。

もちろん、協力できるところは協力し、当事者からの相談には快く乗るようにしたい。

披露宴の司会者や世話役とも顔合わせをして、詳しいプログラムの内容についてもよく知っておく。

年長者として気がついたことがあったらアドバイスする。


婚約の形式

婚約の形式としては、日本古来の結納を行うことが多いが、婚約式や婚約パーティの立会人を仲人が務めることも多い。

婚約の証人という役割に変わりはない。

このときの仲人は、挙式・披露宴の媒酌人も務めるケースが多い。

なお、婚約記念品の交換を結納の代わりとする場合、二人だけで交換しても法的には成立しないので、せめて、簡略でも仲人か、両親が立ち会う婚約式を行うようアドバイスしておくようにする。

これは、婚約通知状を親しい人に出すようにするだけでもかまわない。

キリスト教の婚約式にならったもので、二人の誓約書の朗読、婚約記念品の交換が中心になる。

仲人が招かれた場合は、婚約の証人、立会人という立場になる。

式は特に決まったスタイルはないが、誓約書の朗読、署名捺印、婚約指輪の交換という進行となるのが普通。

仲人は、署名捺印された誓約書を受け取り、婚約記念品の交換が終わったら、あいさつを求められることもある。

このあと、本人や両親の言葉があり、一同乾杯して式はお開きとなるのが普通。


■結納をもっと簡略に
結納品を飾っておくのは同じ。

「このたびはまことにおめでとうございます。行き届きませんが、本日のお二人の結納をお世話させていただきます」と口上を述べ、男性側が下げてきた結納品を預かり、女性側の結納品を預かる。

次に、「では略式でございますが、幾久しくお納めください」とそれぞれの前に結納品を置く。

それから、それぞれの結納品を、床の間か上座に飾り、それぞれが用意してきた受書を取り次いで、結びの口上とする。


■新居が決まると
新婦の荷物を送ることになる。

ほとんどの場合、新郎新婦の都合のよい日に運ばれ、新しい家具調度などは、デパートなどから直接発送することが多く、仲人が立ち会うことは少ない。

しかし、昔からのしきたりどおりに荷物送りを行う場合には、仲人に立ち会いの依頼がくる。

仲人は当日、新居で待機し、荷物が届くのを待つ。

荷物には新婦側から依頼された荷宰領が付き添ってくる。

荷が届いたら、「まことにご苦労様でございます」と荷宰領にあいさつし、荷物目録と荷物を照合、確認し、新郎側が用意した荷受書を荷宰領に渡し、そののち祝いの席に臨む。

荷受書を渡すときは、「確かにお預かりいたしました。先様へどうぞよろしくお伝えください」とあいさつをする。


今はこのスタイルのほうが多い。

ていねいにするなら、往復するときと同じ手順をふむが、それより簡略化した方法で行うときは次のようになる。

結納品を所定の位置に飾ったら仲人が口上を述べる。

「本日はお日柄もよく、まことにおめでとうございます。略儀ながら本日、ここでご婚約の印としてご結納の品を取り交わさせていただきます」

男性側(本人または父親)が飾られた結納品を下げて、仲人に差し出す。

「結納の品と家族書、親族書でございます。どうぞ○○様へお渡しください」

仲人は「承知いたしました」と受け取り、女性側に向き直って口上とともに結納品を差し出す。

「○○様からの結納の品でございます。幾久しくお納めください」

女性側は「拝見いたします」と目録に目を通し、もとどおり納めてから口上。

「ありがとうございます。幾久しくお納めいたします」

続いて女性が受書を仲人夫人に渡す。

仲人夫人は女性の母親に受書を取り次ぐ。

女性側が、受け取った結納品を床の間に飾り、自分の結納品を下げてきて、同様の口上と作法を繰り返して男性側に渡す。

男性側が女性側の結納品を飾り終えたら、仲人はしめくくりの口上。

「とどこおりなく結納もあいすみました。ご両人ならびに皆様、まことにおめでとうございます」

女性側、男性側からはお礼の口上。

「本日はまことにありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします」

こののち、会食に移る。


玄関で本人とその父親(両親のこともある)に出迎えられ、部屋に通される。

媒酌人は上座に着き、口上を述べる。

「本日はお日柄もよろしく、まことにおめでとうございます」

本人または父親が返礼する。

「本日はお役目ご苦労様でございます。このように結納の品を取りそろえましたので、よろしくお願い申し上げます」

仲人は目録を受け取り、内容を確認したうえで、口上を述べる。

「確かに拝見いたしました。ただいまよりさっそく○○様(女性の姓)へお届けにまいります」

祝い台をたたみ、結納品とともに風呂敷に包む(祝い台ごと包んでもよい)。

桜湯か昆布茶のもてなしを受けて、「では行ってまいります」と女性宅へ向かう。

やはり上座に着き、祝い台を取り出し(たたんだ場合は飾り直す)、本人の前に向こう正面に差し出し、口上。

「このたびはまことにおめでとうございます。○○様からの結納品を持参いたしました。幾久しくお納めください」

本人が目録に目を通し、父親が返礼。

「幾久しくお受けいたします。本日はまことにご苦労様でございます」

結納品を母親がいったん床の間に飾ってから、本人か父親が再び下げ、別室で受書を書き、「受書でございます」と仲人に。

結納返しがあるときは、受書とともに記される。

「さっそく○○様へお届けいたします」と再び男性宅へ。

「○○様へ結納をお納めしてまいりました。こちらが受書でございます。また、こちらはお預かりしてまいりました結納でございます。幾久しくお納めください」

男性側からは女性側同様、受け取りとねぎらいのあいさつがあり、受書を託される。

進行と口上は男性側に受書を持参したときと同様。

これで務めは終わる。

訪問の際、両家で膳部が出たり、それに代わる酒肴料が包まれるのが習わしだが、現在は、それらを省き、挙式後にお礼として包まれることのほうが多い。



■見合いの会場
格式にこだわらず気楽な場所に。

ホテルのロビー、静かな落ち着いた喫茶店、仲人の自宅などで行われるのが一般的である。

場所は、双方によほど格式を重んじたいという意向がない場合は、人目が気にならず、くつろいだ気分で会えるところをポイントに選びたい。

行きつけない高級レストランなどでは、雰囲気やマナーが気になって話がはずまなくなることが多い。

席の予約をできる場所を選ぶことも大切。

下見をし、適切な場所だと思ったら、そのとき予約しておくようにする。

仲人宅で見合いをするときは、食事か茶菓を用意すること


■家族書・親族書について
一般には、奉書紙に墨で書くが、白い便箋にペンで書いたものにしてもよい。

ただし、この場合は、あらかじめ相談して双方同様にするほうがいい。

家族書には同居の家族名を、祖父母、両親、兄弟、本人の順で書く。

兄弟姉妹は年齢順。

結婚して別居している兄弟姉妹とその配偶者は親族書に記す。

親族書は、打ち合わせて、双方同じ範囲までを書くようにする。

三親等までが一般的。

おじ、おばは、その配偶者まで書く。

交換にあたっては、片木盆にのせ、上書きは、それぞれ、「家族書」「親族書」とするが、人数の少ないときは、家族書、親族書とも一枚の紙に書いてもよい。

この場合、上書きは「寿」としてもよい。

なお、すでに見合いなどで身上書を交わしている場合は、家族書、親族書を省いてもかまわない。


仲人の見合いの準備・日取り

縁談の世話をした二人のいずれもが、一度会ってみてもよいということになったら、いよいよ見合いの準備をする。

どんな形にするかは、まず当事者の意向をよく聞くこと。

見解の相違があったら調整するのも仲人の大切な役目。

段取りをすべて任されたとき以外は、仲人個人の意見を押しつけたりしないほうがよい。

仲人の役割の基本はあくまでまとめ役である。

見合いを格式を重んじた形のものにするか、軽くお茶を飲みながらといった気楽な形のものにするかは、当事者双方の意向によって決まってくる。

見合い当日は、初対面の二人の気持ちがなごむような雰囲気をつくるよう心を配ること。

この場面は仲人夫人の協力も必要になるところだ。

座をしらけさせないために、事前に打ち合わせぐらいはしておきたいもの。


■日取り
吉日にこだわらずゆっくりできる日を。

かつては、吉日の午前中を選んだが、最近は、吉日にこだわらず、双方の都合のよい日を選ぶのが一般的。

時間は、午前中なら十時以降、午後なら二時から四時ぐらいが適当。

ただ女性はどうしても身支度に時間がかかるので、特に女性の家が会場から遠いようなときは、午前中を避けるなどの配慮が必要となる。

また、やむを得ない場合を除き、夜の見合いはやめたほうがよし。


見合いの仲人をするときのポイント その1の続きです。

(3)ころあいを見て二人だけになるチャンスをつくる。ころあいを見はからって二人だけになるチャンスを。

「若いかた同士、そのへんを歩いてきてはどうですか」と二人を送り出すのもよいし、「私はそろそろ失礼いたしますので、あとは二人でごゆっくり」と席をはずしてもよい。

付添人がいればともに退席。

付添人には、「本日はご苦労様でした。よろしくお願いします」というように声をかけ、お開きとする。

二人が出かけたあと、付添人と長話をするのはタブー。

■合意でも、それはこのときは伝えない。

結果はあらためて正式に知らせるようにする。

双方が交際を望む形になったちそれを知らせ、交際をスタートさせることになる。

最初のデートのみ仲人が取り持ち、二回目から当人同士に任せるのが一般的。

しかし、最近は「どうぞお二人で連絡を取り合ってください」といって本人たちに任せることが多くなっている。

■双方から断りの返事があったときは、速やかに「私どもがいたりませんため、ご縁がなかったようです。お気持ちは、先方によく伝えておきました」という程度の伝え方にする。

先方も断ってきたということは知らせない。

■仲介者として困るのは、一方が乗り気で、相手方が断ってきたケース。

こんなとき、一方が乗り気だからといって相手にムリじいしたり、返事をいたずらに引き延ばさないこと。

断りの伝達はつらいが、一週間も十日も説得にかけて、相手への返事を延ばしては失礼になる。

また、相手を傷つけるような断りの理由は口にしないこと。

ただし、直接、本人または両親に会って断りの理由は確かめておくこと。

次の縁談を世話するときの参考になるはず。

また、破談のときは必ず、双方から預かった写真と書類を返してもらうようにする。


見合いの席での仲人の大きな役割はくつろげる雰囲気をつくりだすこと、話題をさりげなくリードしていくこと。

また、後日の参考になるよう、二人の様子をよく観察することにポイントをおいて進行を。

(1)全員そろったら紹介からスタート
「では、皆様おそろいですので、私からご紹介させていただきましょう。こちらが、先日お話ししました○○さんです」と切り出し、付添人がいる場合は、「お隣がお母さまです」というぐあいに続ける。

紹介の順序は、男性側、女性側の順とされるが、先に席に着いたほうを先に紹介してもいい。

その場で自然に流れるほうを選びたい。

形式ばったあいさつでなく、その場の緊張をほぐすものでありたい。

「今日はお見合いということですが、昨今はかなりざっくばらんとうかがっております。私もお友だちを一人ご紹介できればという軽い気持ちでおりますので、どうぞお気楽に」という程度。

続いて飲み物などをすすめ、ひと息入れてもらって様子をみるとよい。

(2)話題の提供、軌道修正も仲人の役目
あいさつのあと沈黙が続きそうだったり、話題がとぎれたときは、さりげなく話題を提供したい。

そのために、事前に預かった資料から、二人が興味を持つテーマを考えておくのがよい。

話がはずむようになったら、口を出さず、軽く相槌を打つ程度に。

2人に関係のない話題で付添人同士のおしゃべりが続いたら、軌道修正するのも仲人の役目。

ただし、仲人のしゃべりすぎはタブー。

引き立て役、司会役と心得て臨みたい。


媒酌人のあいさつのポイント

媒酌人のあいさつは、披露宴の儀式の部分の重要な行事です。

そこで、株主総会における会社側の営業報告のように、あいさつのなかにこれだけは入れなければならない、というつぎのような大事な項目がいくつか挙げられます。

(1)結婚式がとどこおりなくすんだということ。

(2)新郎新婦の紹介 出身校、職業、性格、特技、趣味など。

(3)結婚にゴールインするまでのいきさつ。

(4)新郎新婦へ贈るはげましの言葉。

(5)列席者へ、新郎新婦に対する支援、協力を願う言葉。

(6)結びの言葉 出席してくださったことへのお礼。

これらのほかに、媒酌人を引受けた理由、たとえば新郎の勤務先の社長であるのでとか、新婦の父親と親友であったからなどと、新郎新婦両家との関係を述べる場合もあります。

ただし、人前結婚式では、披露宴の列席者はすでに結婚式にも立会っているわけですから、(1)については触れる必要はありません。

また(2)では、かつては両家について、くわしく家柄から両親のくわしい紹介、兄弟姉妹までも紹介したものですが、最近では本人だけの紹介にとどめている場合が多くなりました。

熟年結婚

結納当日の服装と心得

しきたりを守る家同士では、結納は重大な儀式とされています。

したがって服装についても、両家や仲人がちぐはぐになっては困るので、あらかじめ相談してきめておかねばなりません。

本人の服装は、男性はフォーマルな背広、女性は和服なら振袖か訪問着、洋装ならドレッシーなものを選びます。

両親は、父親はフォーマルな背広か、和服なら縫い紋の羽織に袴を着け、母親は色無地紋付きか、訪問着、洋装ならドレッシーなものを着ます。

仲人は、むかしは紋服かモーニングという礼装でしたが、今日では略礼装でよく、フォーマルな背広か縫い紋の羽織に袴、夫人は色無地紋付き、訪問着かつけさげ、または黒の紋付き羽織に小紋の着物、洋装ではドレッシーなものと、両親と同じ程度の服装がよいでしょう。

結納の取り交わしで仲人が両家に伺うときは、玄関先では「ご苦労でございます」くらいのひとことだけのあいさつにとどめて座敷へあがり、それからも口上だけを述べるようにして、行事が終わるまでは世間話や雰囲気をこわす会話はつつしみます。

ある仲人は、遅れて相手方の家に着いて、不用意に「車がつかえてしまって遅れてしまいました」とあいさつしてから、しまったと思ったそうです。

支障をあらわすような言葉は口にしてはならないからです。

つぎのような忌みことばも口にしないように仲人も、両家でも注意しましょう。

モデル 結婚

家族書と親族書の書き方

結納を取り交わすときに「家族書」と「親族書」も一緒に取り交わすのが例となっています。

これも結納品・目録と同じくデパートで書式を販売していることもあります。

家族書には本人と同居している家族の姓名を、父母、祖父母、きょうだいの順に書きます。

祖父母、きょうだいでも他家に別に住んでいる場合には親族書に記します。

親族書は、祖父母、おじ、おばを先に、きょうだいで他家に嫁いでいる者や、別に住んでいる者をこれにつづけて、それぞれ住所と姓名を記します。

今日では、おじ、おばは省略して、本人のきょうだいだけを親族書に書くことが多くなりましたが、親族の範囲をどこまで書くかについても、あらかじめ両家と仲人が相談してきめておくほうがよいでしょう。

これらを作るときには、奉書紙か美濃紙を用い、左から三つ折りか五つ折りにして、折り目を避けて書きます。

そして、上包みに入れて、表に「家族書」「親族書」と書きます。

水引はかけないほうが礼儀にかなっているという人もいますし、かける場合には紅白または金銀を、右に金、赤、左に銀、白がくるようにかけて、結び切りとします。

なお、水引きは、必ず二本を重ねて使います。

結婚相談所 20代
地方によっては男性側と同額を包むところもあれば、女性側は目録だけで結納金は出さず、男性側からの結納金はすべて支度金の一部に使うというところもあります。

関東地方では半返しといって、男性側の結納金の半額を包む習慣があり、関西地方では一割程度を女性側からの結納金とする習慣もありますが、この点も、男性側の結納金とともに仲人が両家と話し合いできめるのがよいでしょう。

しきたりとはいえ、倍額の金を用意するのも男性側としても不合理なことですし、半返しの金をわざわざ包むのも女性側にとって面倒なことです。

それに、使者が持ち運ぶには多額でないほうが無難ですから、できれば半返しにするよりも、その分を差引いた結納金を男性側から女性側の支度金の一部に当てるように贈るほうが合理的といえましょう。

それには仲人が両家に話して納得させるのが、もっともよい方法です。

また、「御帯料」「御袴料」という古めかしい名目でなく、エンゲージリング(婚約指輪)を結納金の代わりに男性側から女性側に贈るのも近代的なやり方です。

この場合は、女性側からもお返しの意味でカフスボタンかネクタイピンを贈り返してもよく、目録にも「婚約指輪 壱個」とか「カフスボタン 壱対」と実際の品名を記してもよいわけです。

モデル 結婚

ブーケについて

花束の形もコロニアル(丸型)、キャスケード(流れ型)、クレッセント(三日月型)などさまざまですが、ブーケでなく一輪の花を持つのもすてきです。

何輪かを集めて一本の花のように見せる手もあります。

これらのブーケは、結婚式場か専門の花店へ、挙式一週間前ぐらいに申込んでおけば注文どおりに作ってくれます。

式服だけでなく色直しの振袖を着たときにも、はなやかさを増すために衣装に似合う花束を持つのもよいでしょう。

色彩のゆたかな衣装であれば一色の花を、反対に無地に近いきものなら色の多い花束を選びます。

形も、クレッセントかキャスケードまたは扇型が和服に向きます。

洋装の色直しのイブニングドレスやカクテルドレスの胸にはコサージュをつけて飾りましょう。

バラ、カトレアなどのまとまった花を、根もとを下に向けてつけますが、淡色のドレスにはコサージュのあざやかな色が美しさを引き立たせます。

セレブ 結婚
◆花嫁がかつらをかぶる時は
かつらをかぶるときには長い髪をまとめてピンでとめ、かつら下地のテープを巻いて、かつらをかぶせやすくします。

かつらをかぶったときに、ちょっとどこか当っていると思ったり、下地のピンが地肌に感じて痛かったら、すぐに申し出て直してもらいます。

かつらをつけてから着付けをするので、相当長時間かぶっているために痛さがガマンできなくなって気分を悪くした花嫁もあります。

そんなことにならないように、かつらをかぶる前のまとめ方、ピンの打ち方、かつらのかぶせ方にムリがないように直しておいてもらわなければなりません。

◆花嫁を引き立たせる花束
結婚式にはカトレアのブーケを抱いて - そんな花嫁の日を夢みている女性にとって、結婚式の花はゆるがせにできません。

花嫁の持つ花は別にこれときまっているわけではなく、シーズンの花を使うのも、また二人の思い出の花を使うのも、花嫁の一番好きな花を使うのも自由です。

ヨーロッパでは色の美しい花をミックスしたり、真紅のバラをブーケに持ちますが、日本ではふつう、バラ、カーネーション、ストック、フリージアの白い花が多く使われています。

結婚式のいいつたえの《サムシング・ブルー》にかなうようにブルーデージーで白いドレスを引き立たせるのもひとつのくふうでしょう。

モデル 結婚

花嫁のかつら合わせ

◆花嫁かつら合わせで心得ておくこと
ウェディングドレスの花嫁も、色直しでは振袖姿、髪は文金高島田となります。

いずれにしてもカツラのごやっかいにならねばなりません。

高島田のカツラには人毛と合繊があって値段にも開きがあり、合繊のほうが軽いともいわれますが、美容師の話ではやはり人毛のカツラのほうが扱いやすく、見ばえもするということです。

大・中・小のほかフリーサイズもあって、式場の美容室に備えつけてありますから、衣装選びがすんだら「かつら合わせ」も早めにすませておきましょう。

ふつう挙式の一カ月前、遅くも一週間前までにはすませます。

サイズが合わなかった場合に特別に結いあげてもらう時間的な余裕が必要だからです。

かつら合わせのポイントは、ビンの出し方、前髪やタボの形などが、かぶる人の顔形、首の太さや長さ、体型などに調和していなければならない点ですが、これらは美容師にまかせる他はありません。

かつら合わせをしたあとでは、髪をカットしないこと。

かつら合わせのときに大のサイズでピッタリしていたのが、カットしたために挙式当日ブカブカになってしまって、かつら合わせしたかいがなくなってしまいます。

髪をカットしたり、パーマをかけるのは必ずかつら合わせの前にすませておきます。

シニア 結婚相談所
◆モーニングとタキシードの常識
新郎の洋式礼装は、燕尾服、タキシード、モーニングです。

昼間はモーニング、夜は燕尾服、タキシードとなりますが、日本特有の習慣で、夜でもモーニングを着用してもよいとされています。

モーニングを夜間に着用するのは気がひけるという新郎は、タキシードを着用すればよいでしょう。

原則としてシングルですが、好みでダブルにしてもよいのです。

モーニングとちがう点は、黒のボウ(蝶)タイをしめ、ズボンの横の縫い目に側章絹地が一本、ウエストから裾まではいっています。

モーニング、タキシードのような礼装はぎょうぎょうしいという新郎は、ブラックスーツかダークスーツを結婚式・披露宴に着用しても差しつかえありません。

シングルなら二つボタンか三つボタン、ダブルなら四つ、六つボタンで、生地は黒のドスキン、カシミヤ、ドレスウーステッドなどを用います。

ますが、特別サイズの人は割高となります。

紋服の貸し衣装には、羽織、袴、長ア襦袢、帯、末広、羽織紐、草履で一組みとなっていますし、モーニングは上着、チョッキ、ズボン、ネクタイ、手袋で一組み、タキシードは上着、カマーベルト、ズボン、ネクタイで一組みとなっています。


◆花婿用の貸し衣装
ふだん紋服を着用する機会の少ない男性は、貸し衣装を利用するほうがトクですが、よほど寸法の合ったものでないとカッコわるく見えます。

衿の長さも一度、正式に着つけてみて、はかっておくほうが無難です。

モデル 結婚
◆変わった婚礼衣装
クラシック趣味から平安朝時代の貴族の礼装だった男の衣冠束帯(いかんそくたい)、女の十二単衣が結婚衣装に着用されるようになりました。

こういった変わった婚礼衣装を貸し出してくれるところもあります。

サイズさえ合えばミセスのお友だちから借りるのもひとつの方法です。

ヘッドドレスだけ借りるのもよいでしょう。

貸してもらえるときはサイズなど合わせてみた上で、挙式の二?三日前に、こちらからお借りに伺うのが礼儀です。

使用後はよく点検し、ドレスはドライクリーニングをして、シミなどをつけてしまったらシミ抜きに出した上でお返しにあがります。

お礼は、貸し衣装料金の半額ぐらいが適当でしょう。

和服の場合は衿、裾などの汚れをベンジンで拭き取り、紋の部分には和紙をきちんと当ててお返しします。


◆花婿の紋服姿の常識
神前結婚式で、打掛姿の花嫁にモーニングの花婿ではつりあわないというので、最近は紋服姿で挙式する新郎がふえてきました。

しかし、ふだん着つけていない紋服が似合わない新郎も多いので、やはり自分の体型や顔形に似合う式服を選んだほうがよいでしょう。

とくに背があまり高くない新郎は、文金高島田で背丈の高く見える花嫁より低く見えて貧弱な印象を与えますから、むしろモーニング姿のほうがつりあうともいえます。

花婿の紋服姿は、紋付羽織と長着(黒羽二重の染め抜き五つ紋、夏は白か紺)、下着(白、鼠色を重ねる)、長襦袢(白または下着と同色、半衿は鼠色)、帯(角帯、紋織が正式)、袴(仙台平、色は茶、鼠、紺の縞)、羽織紐(白の組紐)、足袋(白)、草履(畳表、黒鼻緒)、白扇で一式となります。

紋服は多くの場合、貸し衣装を利用しますが紋は家紋に替えない人が多く、とくに頼めば「はり紋」で自分の家紋をつけてくれます。

看護師 結婚

衣装選びのポイント

衣装選びのポイントはつぎのような点です。

(1)    衣装部の係や店の人の意見をすなおに聞く
彼らは、花嫁姿を見慣れていて、効果のあった柄や着ばえしなかった柄をよく心得ており、その女性のタイプに合う品をすすめてくれる。

(2)    予算は多少控えめにいう
十万円の打掛を予定しているときも九万円ぐらいといって、そのへんの品から見せてもらう。

(3)    和服は着ばえのする柄を選ぶ
振袖は大きな模様が右肩、右腕、右後ろ袖、膝にくるように。

打掛の裾引きの長さは顔の長さの1.2倍の寸法より長いものを。

背の高い人は裾引きが短くなりがちで花嫁姿らしく見えないから打掛の長さに注意。

(4)    ドレスはサイズの合った品を選ぶ
必ず試し着をしてピッタリした品を選ばないと、いかにも貸し衣装のドレスらしく見えて着ばえがしない。

(5)    気に入った品が見つかるまで、遠慮せずに試し着をしてきめる
どうしても気に入った品のないときは出直すくらいの慎重さがたいせつ。

品選びのときにはよく注意して、つぎのような品を避けねばなりません。

変色、よごれ、いたみのある品、値札の古びている品、たもとにゴミのたまっている品、おしろいの匂いがしみ込んでいたり、ベニのしみのついている品、褄をとるために上前がよごれている品、裾ふきのよごれている品。

また袋帯を選ぶときには、折り山をさわってみていたんでいたり、刺繍のほつれているものはやめます。

絹ものは古くなった品は黄ばんでいたり、よごれているので、純白のハンカチを持っていって見くらべればひと目で見分けられます。

モデル 結婚

裁判離婚とは

自分が離婚を望んでも、相手が協議にも調停にも応じない場合、最終的には、裁判によって離婚を請求し、強制的に離婚することになります。

もし、裁判によっても離婚が認められなければ、実質的には別居などによって、結婚生活を解消しても、法律的には離婚できません。

裁判によって離婚が認められるためには、相応の理由が必要です。

民法では次の五つが、離婚が認められる理由として挙げられています。

第七七〇条(離婚原因)

(1)は、相手が他の女性(あるいは男性)と肉体関係を持った場合で、結婚における貞操義務に反したことになり、離婚の原因となります。

なお、自分が不貞を働いたことによって、結婚生活が破綻した時、自分が裁判を起こしても、裁判上の離婚が絶対認められないわけではありません。

一定のきびしい条件のもとで、認められる場合もあります。

(2)は、相手が、結婚に伴う同居の義務や、協力し扶助する義務に反した場合です。

夫が家によりつかないといったような時です。

「悪意で」と注記されているように、職務上など、正当な理由で別居が続いている時には、当てはまりません。

(3)は、蒸発やその他、なんらかの理由で配偶者の生死が三年以上不明な時も、離婚が認められますが、便りがあるとか生存が明らかである場合は、認められません。

(4)は、配偶者が強度の精神病にかかった場合、残された者の幸福を考えて離婚を認めるというものです。

しかし、あくまでも、回復の見込みがないことが明確な時に限られます。

(5)は、(1)?(4)に含まれない、それ以外の暴力、犯罪、性的不能・性的異常、夫の経済的協力義務違反などが、これに当たります。

理由があった場合でも、裁判所はその事由を十分検討し、事情を考慮した結果、結婚生活を継続させたほうが望ましいと判断した時は、離婚の請求を認めないでおくことができます。

調停・審判離婚について

◆調停離婚
夫婦間で離婚の協議を続けた結果、協議がまとまらないような場合は、家庭裁判所に調停を申し立てます。

調停離婚には、当事者である夫婦が自分でその場に臨み、調停委員を含めて、話し合いによって解決しようというものです。

離婚の調停申立書を提出し、家庭裁判所内の調停室で、結婚のいきさつ、離婚をしたいという理由、子供の問題、財産分与などについて、調停委員が中に立って話し合いを行い、解決の努力がなされます。

調停の結果、離婚の合意に達すると、調書にその旨が記載され、離婚が成立します。

この場合、申立人は、十日以内に戸籍上の届出をしなければなりません。


◆審判離婚
家庭裁判所における調停が成立せず、離婚の合意に達しなかった場合、または離婚の合意は成立したけれど、離婚に付随する子供や慰謝料の問題などで、合意が成立しない場合、家庭裁判所は、職権で離婚の審判をすることができます。

種々の事情を考慮し、調停委員の意見を求めたうえで、家庭裁判所が独自の判断で審判するものです。

この審判離婚は、当事者が不服を示し、二週間以内に異議を申し立てた場合は、無効になります。

調停も審判も、非公開の場で行われ、当事者の家庭内の秘密を守るように配慮されています。

公開することなく、望ましい形で家庭内の問題を解決しようとする方法です。

再婚?招待客の心得

披露宴での心得・態度などは、披露宴と全く変わりありません。

再婚の披露宴で注意したいことは、たとえ再婚であることを知っていたとしても、その会場では、再婚を話題にのせることは、なるべく慎むことです。

招待客の中には、再婚であることを知らない人がいるかもしれません。

再婚は「悪いこと」や「恥ずかしいこと」ではありませんが、特に離婚後の再婚の場合は、前の結婚のことはあまり触れられたくないのが人情といえるでしょう。

再婚ということで、余計な興味を持たれることも、わずらわしいことです。

まして、前の結婚生活に関する暴露的な話は、本人にはもちろんのこと、結婚相手や家族にとっても不愉快ですし、他の参列者にとっても、聞きにくいものです。

おめでたい席に、水を差すような話題は禁物です。

知っていても知らぬふりをするのも友情であり、思いやりといえます。

結婚は、たとえ再婚であったとしても、おめでたい門出です。

むしろ、過去の不幸を克服して、今後の幸せに期待する新郎・新婦に対して、「幾久しく幸せに」と、心から祝福したいものです。

◆再婚の際の挙式・披露宴 その2
形式にしても、招待客の顔ぶれにしても、こうでなければいけないということはなく、原則としては、初婚の場合と変わることはありません。

年齢や社会的地位、前婚解消の事情などによって、それぞれにふさわしい形にすればいいのです。

しかし、たとえ自分が再婚であり、あまり形式どおりの挙式を望まなくても、初婚の相手が、挙式・披露宴を、一般的な形で行いたいと希望することもあります。

当の本人はもちろんのこと、両親にしても、わが子の結婚には、大きな夢と期待を持っているものです。

自分の気持ちだけでなく、相手の希望や立場なども考え、二人の納得できるような形で行うことが肝心です。

初婚であれ再婚であれ、やはり結婚は、人生の大きな節目となる行事ですから、お互いに、その行事をどういう形で祝うのかは、大切な問題です。

一方的に自分の主張だけをするのではなく、相手の意見も十分に尊重し、これから共同生活を始めるのにふさわしい、スタートを切りたいものです。

◆復氏とは
婚姻によって氏を改めた妻あるいは夫は、離婚によって、旧姓に復することになります。

また、戸籍も夫婦の戸籍から除き、元の籍に戻るか、あるいは新しく作ります。

再婚の際の挙式・披露宴は、こうでなければいけないという、決められたルールはありません。

どんな形の結婚式・披露宴にするのか、どんな人たちを招待するのかなど、すべてケース・バイ・ケースで、本人たちの考え方、二人の状況次第と言えるでしょう。

簡単に考えれば、二人の証人を立て、婚姻届を提出するだけで結婚は成立するわけです。

お互いに再婚同士だし、年配でもあるし、おおげさな披露宴はしたくないから、双方の親類だけを招いて、自宅で披露をというのであれば、それも一つの方法です。

一方が再婚で、一方が初婚の場合、初婚側の立場を考えて、一般的な挙式・披露宴を望むなら、型どおりの式・披露宴をしてもいいのです。

二人で記念撮影だけをし、新婚旅行に行き、二人の結婚の思い出や記念になるものを作り、あとは結婚通知を出すだけで済ませるということも、考えられます。

挙式・披露宴をする場合、招待客の中に、先夫、あるいは先妻の親族を加えるかどうか、子供はどうするかなどという問題もあります。

例えば死別の場合で、女性が婚家先から再婚する場合ならば、やはり婚家先の両親などは加えたほうがいいと言う考え方もあります。

離婚後の事後処理の確認

再婚の話を進める時は、形だけでなく、法的にきちんと処理が済んでいることを確認することが重要です。

離婚にしろ死別にしろ、法手続きが正式に済んでいなければ、再婚することはできません。

もちろん、日本の法律では、重婚は認められていません。

子供がいた場合は、親権の問題がどうなっているのか、養育はどちらが責任を持っているのかということもあります。

また、慰謝料の話し合いが解決しているのかどうかも、大きな問題です。

特に再婚後も、子供の養育費などを払い続ける義務がある時は、その点もはっきりさせ、どういう条件で仕送りするかなどを、事前に知っておきたいものです。

仲人が、再婚する本人のそういう状況を把握しておくことはもちろんですが、結婚する相手にも、同じように、包み隠さず、すべてを知らせておくべきです。

なにも知らされずに結婚をし、後から「実は子供の養育費を」とか、一緒に住んではいないものの、子供の籍が自分の籍に入っていたなどということがわかった場合、せっかくの再婚にも、ひびが入ることになりかねません。

結婚後の二人の生活にかかわってくるような問題は、再婚を進める際に、仲人も含め、当事者同士の間で、十分理解をし、承知しておくことが大切です。

二人が結婚生活を始めてからは、隠し続けたり、避けて通ることができないものです。

◆縁談を進めるタイミング その2
しばらく、本人の様子を見てから、「そろそろ、再婚をする気持ちになられましたか」などというように、直接本人か、あるいは親しい周囲の人に、再婚の意志があるかどうか、打診してみるのが無難です。

もし、本人の気持ちが、再婚に傾いているようであれば、「実は心当たりがあるのですが」というように、話を切り出すといいでしょう。

本人がまだ、あまり再婚に気乗りしていない時は、無理に縁談を進めることは禁物です。

別れた原因やその人の性格によって、気持ちの整理に要する時間もいろいろです。

他人が勝手に判断することなく、本人の意志を尊重することが大切です。

なお、女性が再婚する時は、前婚の解消・取消から100日間は再婚できませんので、この期間に縁談を持ち込むのは、失礼に当たります。

◆連れ子と法律
子供を連れて後妻に行った場合、子供の戸籍と法的な権利の問題があります。

再婚によって二人は夫婦になっても、妻の前婚による子供は、再婚の相手の子供には、自動的にはならず、したがって子供には遺産相続などの権利はありません。

子供と再婚の相手が正式に親子になるためには、養子縁組が必要です。

養子縁組することによって、戸籍、姓も同一になりますし、万が一の場合、子供にも、遺産相続の権利が生まれます。

養子縁組は、養親、養子になる双方が合意し、市区役所・町村役場に届け出を提出することによって、成立します。


再婚の縁談の進め方といっても、特に変わったことはありませんが、縁談を進めるタイミングは非常に微妙です。

先夫、あるいは先妻と別れた理由はそれぞれ異なりますから、その事情によって、再婚に対する気持ちも異なるに違いありません。

また、年齢的にも、若くして前の結婚を解消した人、比較的年配になってからの人など、大きく開きがあります。

年齢や別れた事情などによって、再婚の意志や、結婚生活そのものに対する考え方も、千差万別です。

相手から再婚の意志があるごとを示され、縁談を依頼された時は、条件に合う適当な人がいたら紹介するということで、問題はありません。

しかし、こちらから縁談を持ち込む時は、相手の事情や気持ちを十分に考慮して話を進めることが大切です。

死別にしろ離婚にしろ、ある期間、生活を共にした人と別れたという経験は、他人には測り知ることのできない、つらい思いがあるはずです。

簡単に、「前の結婚生活が終わりを告げたから、次の生活へ」と目が向けられるものでもありません。

まだ、本人の気持ちの整理がつかないうちに縁談を持ち込み、相手の心の痛みに触れるようなことは、絶対に避けなければなりません。

再婚?縁談の依頼の仕方

縁談の依頼の仕方・マナーなど、再婚といっても、初婚の場合と特別に異なることはありません。

もちろん、前に結婚の経験があるということは大きな違いです。

再婚の縁談を頼む時は、前の結婚について、できるだけ隠さず、仲人に事実を伝えることが大切です。

前婚が何年くらい続いたか、死別か離婚か、離婚の原因はなんであったのかなどを、ありのままに言っておかないと、仲介する人もなかなか縁談を進めにくいものです。

死別にしても、離婚にしても、たとえどんな理由であるにしろ、その理由を隠して話を進めては、後で真実が知れた時に、かえって自分の立場を不利にしてしまいます。

仲介した人に、信用できないという印象を与えてしまうばかりでなく、その縁談がうまくまとまらなかった場合に、次の縁談を頼むこともできにくくなります。

特に、前の結婚で子供がいる場合、現在、その子供がどのような状況におかれているのか、再婚後、子供の養育はどうするのかなど、きちんと決めておき、その状況なども相手に表明しておく必要があります。

あいまいなままにしておき、いざ再婚の話が決まってから「実は子供が・・・・」などということになっては、相手をだました結果になります。

相手も再婚ということを承知で縁談を進めているわけですから、どんな事情でも正直に、すべてを明らかにして縁談に臨むことが、相手に対する礼儀でもあります。

国際結婚?失敗しないために

◆文化的背景の違い
自分たちのおかれている生活圏がどちらのサイドのものかによって、自分がとるべき態度も影響されます。

生まれ育った社会的背景、環境の中で身につけた習慣は、好むと好まざるとにかかわらず、捨て去ることのできるものではありません。

そんな相違点をお互いに認め合い、自分の国の習慣、しきたりにこだわり過ぎないことが重要です。


◆国際結婚に失敗した例
アメリカ人と結婚したS子さんの場合、失敗した一番の原因は、やはり言葉の問題でした。

もちろん、S子さんはある程度の英語は理解できましたが、混み入った話になると、十分に意思が通じなくて、徐々にもどかしさを感じだしました。

さらにアメリカでは、パーティなどには夫婦で出席する習慣があり、そんな時に交されるくだけた会話やパーティ・ジョークは理解が困難で、S子さんにとってはパーティそのものが苦痛になってきました。

S子さんはだんだん家にこもるようになってしまい、夫婦の話も陰気なものに変わり、ついに、離婚という事態に追い込まれてしまいました。

ダイアモンド・婚約指輪

◆ダイアモンド
ダイヤモンドは女性の永遠の瞳れのシンボルであり、誕生石はヨーロッパの伝説で、誕生石を身につけていると魔よけになり、幸運を招くと信じられてきた、というところにその理由がありそうです。

いずれにせよ、指輪の値段はピンからキリまであり、高価なものはまったく手が出ず、安いものは見るからに安っぽくて女性に嫌われたりで、なかなか思うようにいきません。

それでも、なんとか女性の好みを取り入れながら、分相応のところ(男性の月収分ぐらい)に落ちつくのが現状のようです。

また、代々その家に伝わってきた宝石を新たに加工して贈ったり、母親の若い頃の思い出深い指輪を、息子のフィアンセに贈ったりする場合もあります。

◆婚約指輪
新品でなくてもさしつかえないわけですから、心のこもったたいせつな指輪なら、むしろそのほうが贈る心にふさわしいといえるでしょう。

婚約指輪は、婚約期間中は左手の薬指にはめておきます。

そして、挙式の当日は右手に移しておいて、式後に結婚指輪の上に重ねて左手の薬指にはめるようにします。

婚約指輪

◆婚約指輪を贈るだけでも婚約は成立する
婚約の儀式として、従来どおり結納を行なう場合も、男性側が結納品目に指輪を添えて贈るケースが多いようです。

しかし、男性から婚約指輪を、女性からそれに代わる記念品(腕時計、カフス・ボタン、タイ・ピンなど)を相手に贈ることで、婚約を整えることもできます。

ふたりだけで婚約の記念品を交換して、あとで家族や友人に報告してもよく、また、内輪だけのパーティーや、親しい友人たちの立ち合いのもとで交換してもかまいません。

要は婚約したことを公表し、婚約を公認の事実にすることに意味があるわけです。

なお、男性から指輪を贈られたら、女性もかならず贈らなければならないということではありません。

ただ最近の傾向として、婚約の記念に女性からも相手の男性の好みに合わせたプレゼントを贈ることが多いようです。

また、結婚指輪と同じように、お互いに指輪を交換して同じ左手の薬指にはめるカップルも増えています。


◆婚約指輪は誕生石が一般的
婚約指輪を贈る風習は、古くヨーロッパに端を発してから世界中に広まっており、日本でも明治以来根強く普及し続け、今ではすっかり定着した感があります。

男性が女性に贈るのが一般的ですが、昨今は女性から男性に贈る場合もあります。

どちらにしても、婚約の年月日とふたりのイニシャルを彫っておくと、あとで思い出深い記念になるでしょう。

婚約指輪の選び方としては、人それぞれ多種多様で、これといったきまりはありません。

一般的にはダイヤモンドや誕生石が愛用されているようです。

婚約通知状例文

◆婚約通知状例文1

風かおるさわやかな季節となりました。

皆様お健やかにお過ごしのことと拝察いたします。

さて、私ども両名は数年来、交際をつづけてまいりましたが、このたび○○○○様ご夫妻のお世話で婚約いたしました。

挙式は来春の予定でございます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

私事ながら、かつ、はばかりながら、右、婚約の発表とさせていただきます。

平成○年0月0日
木村○夫宮口○子


◆婚約通知状例文2
若葉の美しさが目にしみる今日この頃でございます。

皆様にはますますご清祥のこととお喜び申しあげます。

さて、私たちは、○○○○様ご夫妻のご紹介により交際してまいりましたが、このたび結納の儀もあい済み、正式に婚約いたしました。

今秋挙式の予定でございます。

ここに謹んでご報告申しあげます。

今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

平成○年○月○日
田村〇一中尾○美

婚約の心得・通知状

◆婚約の心得
婚約の方法は、いくつかあります。

どの方法をとるのであれ、婚約の事実が公認されることに意味があるわけですから、自分たちの立場、状況に合った、一番ふさわしい方法をとるべきでしょう。

愛し合う男女がお互いの意志を確認して、結婚を約束することが婚約です。

その意味では、ふたりだけのあいだの口約束でも婚約したといえるでしょう。

が、口約束だけでは法律的には婚約として認められません。

結婚間際に婚約を破棄されても、口約束の場合は相手を婚約不履行で訴えることはできません。

第三者の証人や物的証拠があってはじめて婚約の事実が認められるのです。

古来、結納の儀式がとりかわされてきたのも、両者の婚約を動かし難いものにするという、便宜上の意味もあったからなのです。


◆婚約通知状は広範囲に発送する
婚約を社会的に公表するうえで、最も簡便かつ確実なのが婚約通知状の発送です。

通知状を発送する範囲は、親族、親しい友人、知人、勤務先の上司、同僚、学生時代の先輩、後輩など、できるだけ広範囲にわたることが望まれます。

差出人の名前は、本人たちの連名でも、両家の連名でもかまいません。

両親の援助を必要とせず、自分たちの力だけで結婚する人たちが増えてきて、最近は本人たちの連名にすることが多くなっているようです。

通知状の内容や形式は自由ですから、自分たちらしい味わいのある文章にしてもよく、あるいは、一般的に利用されている基本型を参考にして作成してもいいわけです。

ただ、どちらの場合も、お世話になった仲人の名前を入れるのを忘れないことがたいせつです。

婚約について

◆婚約は発表することで公的に認められる
ふたりの口約束だけでは、正式な婚約とは認められません。

何らかの方法で第三者に発表し、証人になってもらえるようにしておくことが、婚約者としての立場を法律的に守ることになります。

婚約したつもりでいて、相手から破棄されても、婚約がふたりのあいだだけのことであれば、婚約不履行で訴えてもとりあげてもらえません。

破棄されたほうが一方的に傷つくだけという結果になるのです。

何もかもふたりだけのあいだでして、幸せな結婚をしている人は、むろんたくさんいますが、一般的にはやはり公的に、正式の婚約をとりかわすケースが多いのも当然といえます。

いずれにせよ、自分たちの気持ち、考え方のうえで最も自然と思われる方法をとるのが望ましいといえます。

◆婚約発表は簡素に
婚約を正式にする方法としては、結納の他に婚約披露パーティーを開くとか、あるいは、もっと簡単に婚約指輪などの記念品を交換するとか、婚約通知状を発送するなどの簡単な方法があります。

どの方法をとるかは、本人同士の気持ち次第ですが、両親の存在を無視して事を運ぶようなことは避けて、自分たちの意向や考え方を理解してもらえるように話し合ってからきめるのが無難です。

結納や婚約披露パーティーなどを行なうことでけじめをつけるのも、それなりの意味がありますし、実質本位に婚約通知状の発送だけですませることも時間的、経済的な節約になり、時代に合った合理的な方法といえます。


交際は、短すぎず長すぎず

◆交際期間はほどほどに
見合い後の交際期間は、ある結論に達するまで、あわてずにじっくりと納得の行くまで考える時間的な余裕も必要です。

が、交際は長ければいいというものではありません。

どっちともつかないまま、ずるずると交際期間を長引かせるのは、破談となった場合にはお互いにマイナスです。

だいたい二、三か月ほど交際を続けると、相手の人となりもわかり、自分の気持ちの整理もついて結論を出せるようになるでしょう。

大事なこととはいえ、ずるずると迷い続けるのは感心しません。

決断するときは、思いきりや踏ん切りのよさも必要です。


◆交際後に断わる場合も仲人を通す
交際してみて、相手に好意が持てずはっきりと断わりたい場合は、仲人を通してその意向を先方に伝えます。

断わりの返事は早めにするのが礼儀ですから、交際をいつまでも引きのばさないことが肝心です。

ある程度交際し、先方が乗り気になっているようなときは、相手の気持ちを傷つけないような配慮が望まれます。

「私どもにはすぎた方で・・・・」とか、「ご立派すぎる方ですので、こちらを気に入っていただける自信がございません」などと婉曲に、しかも相手をたてて、断わるというより辞退するようなニュアンスを心がけるのが、スマートな断わりのマナーといえるでしょう。


仲人への礼儀・求婚について

◆特に仲人は、その後の進展ぐあいを気にかけているわけですから、どの程度の交際になっているか、近況報告するのが礼儀です。

ことこまかに話す必要はありませんが、率直な感想をまじえて、その後のなりゆきを大ざっぱに報告しておきます。

報告は電話、手紙、訪問いずれでもかまいません。

訪問して直接話す場合は、かならず前もって仲人の都合を問い合わせてからにします。

◆求婚は直接本人にしてもかまわない
交際期間を経て、お互いに好意を寄せ合うようになった場合は、男性が直接女性にプロポーズしても失礼にはなりません。

むしろ、わざわざ仲人を通して求婚するより自然のなり行きといえるでしょう。

仲人には相手が同意し、お互いの結婚の意志を確認してから報告し、以後の結納、婚約の段取りを依頼すればいいわけです。

交際したが、相手の気持ちがはっきりとつかめないような場合でも、勇気を出して直接申し込んでかまわないのですが、断わられた場合のことを考えて躊躇するようなら、仲人を通して相手の気持ちを打診してもらうようにします。

また、女性のほうで結婚を望み、相手の男性からいつまでもプロポーズがなくて、気持ちをつかみかねているような場合、いくら時代が変わったとはいえ、なかなか自分のほうからはいい出しにくいものです。

こんな場合は親から仲人にこちらの気持ちを伝えて、先方の意向を問い合わせてもらうといいでしょう。

家族や仲介人とのつきあい

◆本人同士だけでなく家族ともつき合う
この時期の交際は、いつもふたりだけというのではなく、ときにはお互いの家庭に招いたり、招かれたりして、家族との交流を試みることもたいせつです。

家庭の雰囲気を知ることは、本人を理解するうえでかなり参考になります。

相手の家族との接し方は、あくまでもていねいに礼儀正しくあるべきです。

本人同士が親しくなっていても、両親、兄弟にとってはまだ結婚相手ときまったわけでもなく、どうなるかわからないような扱いにくい対象であることをわきまえておかなければなりません。

招かれていないときに不意に訪問したり、招かれたときでも、長居やなれなれしい言動をするのは禁物です。

また、相手の家で頼まれもしないのに、台所にズカズカとはいりこんで手伝ったり、話しかけたりといった、さしでがましい態度もつつしみます。

相手の家族との交流は、より深く知り合うためのものであって、自分を売りこむためではないと心得ておくべきでしょう。

服装、身だしなみ、言葉づかいなども、本人同士以上に、こまやかな配慮があって当然といえます。

◆仲人にはときどき中間報告をする
本人とその家族との交流が深まるにつれ、自分の気持ちも、次第にある形を整えてくるものと思われます。

結婚のことに思いをめぐらし、毎日自分のことで精いっぱいで、周囲のことを考える気持ちの余裕がないかもしれません。

しかし、心配してくれている家族や、世話してくれた仲人への心づかいを忘れるようでは困ります。



二人のルールを決める

おつき合いも回を重ねると、つい時間もルーズになりがちです。

デートの時間に遅れたり、あるいはついつい長びいて帰宅が遅くなったりで、はじめの頃の心づかいもだんだん忘れがちになります。
時間のルーズさはすべてに通じます。

こういうときこそ気分を引きしめて、節度ある態度を心がけましょう。

また、デートの費用も、どちらかが一方的に負担するのは好ましくありません。

毎回きちんきちんと割勘を実行するのも窮屈ですから、交互に負担するなど、ふたりで適当に相談しておくほうがいいでしょう。

男女平等を主張しながら、経済的な負担を男性に押しつけたまま平気な顔をしているのはおかしなものです。

特に見合い後の交際は、あとでどうなるかわからない面を持っているのですから、費用のことは、原則的に割勘を建て前としてけじめをつけておくことが望まれます。

万事に節度をたいせつにする。

これが気持ちのいい交際のルールといえるでしょう。

かならずしも、健康診断書の交換が必要というわけではありません。

お互いに好意を寄せ合い、結婚の意志もかたまってきたときに、味気ない紙きれを交換するのは事務的で、何となく気のすすまないことでしょう。

けれども健康は、結婚を前にして無視できない問題です。

健康な心とからだがあってこそ、明るい家庭生活が営んでいけることはいうまでもありません。

婚約、結納も無事にすみ、あとは挙式を待つばかりという頃になって、軽視できない疾患があることが相手方にわかって破談になることもあります。

そうなってから後悔しても遅く、お互いに深く傷つくことになります。

結婚生活に適さないほど病弱であったり、家系に深刻な遺伝を背負っている場合などは、早々に破綻を招いたとしてもいたしかたのないことといえます。

結婚はふたりの人間の、そしてやがて生まれてくる子どもの人生を左右します。

結婚前には、その点をじゅうぶん配慮してしかるべきではないでしょうか。

治療して治る病気なら、完治してから結婚するのが当然ですし、また、結婚に適さない心身の疾患がある場合は、そのことを相手方に隠すのは、良くありません。

健康診断書を交換するのは、事務的で気のすすまないことですが、悔いを残さないためには、やむをえないことといえるでしょう。

健康診断書は、保健所や公立、私立の医療機関でやってもらえます。

婚約前に、できればふたり同じ病院で検査を受け、診断書を交換しておきたいものです。

ウエディングケーキ入刀

披露宴の前半のハイライトともいえる、セレモニーです。

司会者から「では、ただいまより新郎新婦にウエディングケーキの入刀をしていただきましょ
う」とあいさつがあると、係の人から紅白のリボンが結ばれたナイフが渡されます。

新婦は右手でナイフを持ち、新郎は新婦の右側に立って自分の右手を新婦の右手に重ねます。

やり方は係より説明がありますから、そのとおりに行えばよいでしょう。

ケーキはのちほど会場の人が、人数分に切り分けてくれますから、引出物と一緒に参列者に持ち帰ってもらいます。

このウエディングケーキ・カットは欧米から入って来たセレモニーですが、今では広く一般的に行われるようになりました。

本来は、主婦になったばかりの花嫁が自分で焼いたケーキをふるまったものだったのです。

シャッター・チャンスとしても大きなポイントですから、カメラを持って来ている参列者は、前に進み出てチャンスをねらいます。

司会者の方でも気をきかせ、「カメラをお持ちの方はどうぞ前にお越しください」と声をかけます。

新郎新婦は、できるだけゆっくりと、入刀をします。

※司会者が注意しなければならないのは、「割る」とか「切る」などという忌詞を使わないことです。

かわりに「ナイフを入れる」とか「入刀」という言葉にします。

なお、和風の披露宴なら、ウエディングケーキ入刀のかわりに、酒樽に槌を入れて割る鏡開きにしてもよいでしょう
ここまでが披露宴のセレモ.ニー部分で、後は祝宴に移ります。


セレブ 結婚

乾杯

係より全員のグラスに、シャンパンがつがれましたら、乾杯となります。

司会者から、乾杯の音頭をとる人の紹介があります。

音頭をとる人物は、祝辞を述べる方と重ならないよう、あらかじめ決めておきます。

紹介された人は、
「ご紹介にあずかりました○○でございます。まことにせんえつではありますが、乾杯の音頭を取らせていただきます。

木村浩君・陽子さんの幸福二人の幸せを祝福し乾杯します。と両家のご繁栄を祝して、乾杯!」

参列者は新郎新婦、両親、媒酌人も含めて全員グラスをあげて乾杯をします。

グラスは目の高さまであげ、お酒を飲めない人も、口だけはつけるようにします。

飲めないからといって、係の人が乾杯のシャンパンを注ぐとき「結構です」などと断わるのはマナー違反です。

ただし、食事になってからのアルコールは断わってもかまいません。

なお、乾杯の飲みものは、洋風披露宴のときはシャンパンが正式ですが、ワインのこともあります。

和風のときはビールが普通でしょう。


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主賓祝辞

主賓は新郎側新婦側から、一人ずつお願いするのが普通です。

会社の上司、学生時代の恩師など、新郎新婦とのつながりも深く、また社会的信用も高い人にお願いすることが多いようです。

この主賓の祝辞は新郎新婦、両親に対してのものですから、司会者の紹介で主賓が立つと、新郎新婦、両親は起立して聞く体制をとります。

しかし、座をやわらげるためにも、新郎新婦を疲れさせないためにも、主賓の方で「どうぞお座りください」と声をかけるのがマナーです。

声をかけられたら、新郎新婦も両親も遠慮なく座ってかまいません。

主賓の祝辞は、長過ぎないように注意します。

短いほどよいと心得てください。

だいたい二2分くらい、3分が限度といえるでしょラ。

内容は、立派で格調の高いものである必要はありません。

わかりやすく、お祝いの気持ちが率直に出ていればよいのです。

格調高くと考えるあまり、月並みで退屈なものにならないよう注意することのほうが大切です。

普通ここまでは飲みものも食事も出ておらず、参列者は静かに耳を傾けます。

タバコも主賓の祝辞が、終わるまでは遠慮すべきです。

食事が始まったら、吸ってもかまいません。


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媒酌人のあいさつ

◆媒酌人のあいさつ

実質的には宴のスタートとなるもので、披露宴の雰囲気を決める重要な要素です。

いわば新郎新婦、両親のかわりになされるあいさつですから、媒酌人も心して臨むことです。

司会者が開宴のあいさつに続いて、「では、まず本日ご媒酌の労をおとりくださいました、早川稔様からごあいさつがございます。早川様、お願いいたします」というように紹介をします。

話の長さはできれば5分くらい、どんなに長くても8分が限度でしょう。

10分などという時間はよほど話のじょうずな人でもなければ、聞きづらいものです。


◆内容

(1)媒酌人としての自己紹介
(2)参列者へ臨席のお礼
(3)挙式がとどこおりなくすんだ報告
(4)新郎新婦の略歴
(5)二人が結ばれたいきさつ
(6)二人へのはなむけの言葉
(7)参列者へ二人の将来の支援を依頼

大役だけに初めてのときなど、緊張してしまいますから、要旨を書いたメモを用意しておくとよいでしょう。

ときどきそのメモを見たって、かまわないのです。


なお、媒酌人のほかに実質的な仲人、二人の出会いのきっかけをつくった人が会場にいれば、ちょっと席を立ってもらって参列者に紹介をします。

「実は新郎と新婦が知り合うきっかけを作ってくださった実質の仲人が、今日会場にお見えです。

中村健二さん弘子さん」夫妻です。

新郎は健二さんの、新婦は弘子さんの友人であり、お二入の紹介により、カップルが誕生したわけなのです。

四人で志賀高原にスキーに出かけたのが、初めての出会いと聞いております。

中村さん、恐れ入りますがちょっとご起立願えませんでしょうか。

みな様、お二人に拍手をお願いいたします」

新郎新婦、両親は、司会者から媒酌人の紹介があったら起立をして話を聞きます。

媒酌人が新郎新婦の将来を、参列者に依頼して頭を下げたら、新郎新婦、両親も一緒にお辞儀をするようにしましよう。


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新郎新婦の入場

◆新郎新婦の入場

まず司会者より「お待たせいたしました。ただいまより新郎新婦の入場です。盛大な拍手でお迎えください」との言葉があり、一度閉じられた入口の戸が再び開かれ、新郎新婦の入場となります。

媒酌人、新郎、新婦、媒酌人夫人の順番で入場しますが、式場によっては介添え人が先導することもあります。

背筋を伸ばしてゆっくりと歩きましょう。

とくに新婦が打ち掛けの場合は、歩調がゆっくりにならざるを得ないので、媒酌人はその点注意して歩きます。

四人はそのまま一段高くなっている、メインテーブルに着席します。



◆司会者より開宴のあいさつ

拍手が鳴りやみ、全員静かになったところで、司会者が開宴のあいさつをします。

「みな様、本日はお忙しいなかようこそお越しくださいました。

ただいまより木村浩さんと村上陽子さんの、結婚披露宴を開催させていただきます。私は新郎の友人で盛田保広と申します。

本日、司会をおおせつかりましたが、なにぶん不慣れですので、いき届かない点も多いかと思います。

みな様のご協力をいただいて、楽しい宴にしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします」


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