2018年3月アーカイブ

家族書と親族書の書き方

結納を取り交わすときに「家族書」と「親族書」も一緒に取り交わすのが例となっています。

これも結納品・目録と同じくデパートで書式を販売していることもあります。

家族書には本人と同居している家族の姓名を、父母、祖父母、きょうだいの順に書きます。

祖父母、きょうだいでも他家に別に住んでいる場合には親族書に記します。

親族書は、祖父母、おじ、おばを先に、きょうだいで他家に嫁いでいる者や、別に住んでいる者をこれにつづけて、それぞれ住所と姓名を記します。

今日では、おじ、おばは省略して、本人のきょうだいだけを親族書に書くことが多くなりましたが、親族の範囲をどこまで書くかについても、あらかじめ両家と仲人が相談してきめておくほうがよいでしょう。

これらを作るときには、奉書紙か美濃紙を用い、左から三つ折りか五つ折りにして、折り目を避けて書きます。

そして、上包みに入れて、表に「家族書」「親族書」と書きます。

水引はかけないほうが礼儀にかなっているという人もいますし、かける場合には紅白または金銀を、右に金、赤、左に銀、白がくるようにかけて、結び切りとします。

なお、水引きは、必ず二本を重ねて使います。

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地方によっては男性側と同額を包むところもあれば、女性側は目録だけで結納金は出さず、男性側からの結納金はすべて支度金の一部に使うというところもあります。

関東地方では半返しといって、男性側の結納金の半額を包む習慣があり、関西地方では一割程度を女性側からの結納金とする習慣もありますが、この点も、男性側の結納金とともに仲人が両家と話し合いできめるのがよいでしょう。

しきたりとはいえ、倍額の金を用意するのも男性側としても不合理なことですし、半返しの金をわざわざ包むのも女性側にとって面倒なことです。

それに、使者が持ち運ぶには多額でないほうが無難ですから、できれば半返しにするよりも、その分を差引いた結納金を男性側から女性側の支度金の一部に当てるように贈るほうが合理的といえましょう。

それには仲人が両家に話して納得させるのが、もっともよい方法です。

また、「御帯料」「御袴料」という古めかしい名目でなく、エンゲージリング(婚約指輪)を結納金の代わりに男性側から女性側に贈るのも近代的なやり方です。

この場合は、女性側からもお返しの意味でカフスボタンかネクタイピンを贈り返してもよく、目録にも「婚約指輪 壱個」とか「カフスボタン 壱対」と実際の品名を記してもよいわけです。

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