ファッションビジネスの仕事の流れ その4

(15)最終デザイン決定
展示会の受注の数字をみて、量産するかどうかを決定する。

受注が少ない時は、量産を中止する場合もある。

(16)量産数量決定
展示会の受注量をもとに生産量を決定する。

(17)素材・付属品の発注
生産量に応じて素材(表地、裏地、芯地)や付属(ボタン、ファスナー、その他)を発注する。

表地は、サンプル着の時にはメーター単位で注文したが、量産の時は反単位で注文するので、無駄のないように正確な数字を出す。

(18)グレーディング
工業用パターンを拡大したり縮小したりして、サイズの展開をする。

普通、9号、11号、13号のパターンを作成する。

(19)マーキング
生地を無駄なく裁断するために、パターンのレイアウト図を作成する。

(20)量産用指示(仕様)書作成
縫製上の注意点、縫製方法、付属使用の注意点、素材や色、柄合わせなどの指示、生産量などを所定の用紙に記入し作成する。

メーカーによっては、この時にプレス仕様書を作る場合もある。

(21)検反
素材に傷や染めむらがないかを検査する。

製品になり、売場に並ぶまで気がつかず、消費者に渡ってしまった時は、小さなことでも返品やクレームの原因になる。

(22)裁断
検反済みの生地を、マーキングのレイアウト図と指示書にしたがって裁断する。

カット・ワークや刺繍などのあるデザインの時は、裁断したあとに刺繍工場などに出すことになる。



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このページは、-が2015年2月17日 00:25に書いたブログ記事です。

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