2018年7月アーカイブ

今はこのスタイルのほうが多い。

ていねいにするなら、往復するときと同じ手順をふむが、それより簡略化した方法で行うときは次のようになる。

結納品を所定の位置に飾ったら仲人が口上を述べる。

「本日はお日柄もよく、まことにおめでとうございます。略儀ながら本日、ここでご婚約の印としてご結納の品を取り交わさせていただきます」

男性側(本人または父親)が飾られた結納品を下げて、仲人に差し出す。

「結納の品と家族書、親族書でございます。どうぞ○○様へお渡しください」

仲人は「承知いたしました」と受け取り、女性側に向き直って口上とともに結納品を差し出す。

「○○様からの結納の品でございます。幾久しくお納めください」

女性側は「拝見いたします」と目録に目を通し、もとどおり納めてから口上。

「ありがとうございます。幾久しくお納めいたします」

続いて女性が受書を仲人夫人に渡す。

仲人夫人は女性の母親に受書を取り次ぐ。

女性側が、受け取った結納品を床の間に飾り、自分の結納品を下げてきて、同様の口上と作法を繰り返して男性側に渡す。

男性側が女性側の結納品を飾り終えたら、仲人はしめくくりの口上。

「とどこおりなく結納もあいすみました。ご両人ならびに皆様、まことにおめでとうございます」

女性側、男性側からはお礼の口上。

「本日はまことにありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします」

こののち、会食に移る。


玄関で本人とその父親(両親のこともある)に出迎えられ、部屋に通される。

媒酌人は上座に着き、口上を述べる。

「本日はお日柄もよろしく、まことにおめでとうございます」

本人または父親が返礼する。

「本日はお役目ご苦労様でございます。このように結納の品を取りそろえましたので、よろしくお願い申し上げます」

仲人は目録を受け取り、内容を確認したうえで、口上を述べる。

「確かに拝見いたしました。ただいまよりさっそく○○様(女性の姓)へお届けにまいります」

祝い台をたたみ、結納品とともに風呂敷に包む(祝い台ごと包んでもよい)。

桜湯か昆布茶のもてなしを受けて、「では行ってまいります」と女性宅へ向かう。

やはり上座に着き、祝い台を取り出し(たたんだ場合は飾り直す)、本人の前に向こう正面に差し出し、口上。

「このたびはまことにおめでとうございます。○○様からの結納品を持参いたしました。幾久しくお納めください」

本人が目録に目を通し、父親が返礼。

「幾久しくお受けいたします。本日はまことにご苦労様でございます」

結納品を母親がいったん床の間に飾ってから、本人か父親が再び下げ、別室で受書を書き、「受書でございます」と仲人に。

結納返しがあるときは、受書とともに記される。

「さっそく○○様へお届けいたします」と再び男性宅へ。

「○○様へ結納をお納めしてまいりました。こちらが受書でございます。また、こちらはお預かりしてまいりました結納でございます。幾久しくお納めください」

男性側からは女性側同様、受け取りとねぎらいのあいさつがあり、受書を託される。

進行と口上は男性側に受書を持参したときと同様。

これで務めは終わる。

訪問の際、両家で膳部が出たり、それに代わる酒肴料が包まれるのが習わしだが、現在は、それらを省き、挙式後にお礼として包まれることのほうが多い。



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