2018年8月アーカイブ

婚約の形式

婚約の形式としては、日本古来の結納を行うことが多いが、婚約式や婚約パーティの立会人を仲人が務めることも多い。

婚約の証人という役割に変わりはない。

このときの仲人は、挙式・披露宴の媒酌人も務めるケースが多い。

なお、婚約記念品の交換を結納の代わりとする場合、二人だけで交換しても法的には成立しないので、せめて、簡略でも仲人か、両親が立ち会う婚約式を行うようアドバイスしておくようにする。

これは、婚約通知状を親しい人に出すようにするだけでもかまわない。

キリスト教の婚約式にならったもので、二人の誓約書の朗読、婚約記念品の交換が中心になる。

仲人が招かれた場合は、婚約の証人、立会人という立場になる。

式は特に決まったスタイルはないが、誓約書の朗読、署名捺印、婚約指輪の交換という進行となるのが普通。

仲人は、署名捺印された誓約書を受け取り、婚約記念品の交換が終わったら、あいさつを求められることもある。

このあと、本人や両親の言葉があり、一同乾杯して式はお開きとなるのが普通。


■結納をもっと簡略に
結納品を飾っておくのは同じ。

「このたびはまことにおめでとうございます。行き届きませんが、本日のお二人の結納をお世話させていただきます」と口上を述べ、男性側が下げてきた結納品を預かり、女性側の結納品を預かる。

次に、「では略式でございますが、幾久しくお納めください」とそれぞれの前に結納品を置く。

それから、それぞれの結納品を、床の間か上座に飾り、それぞれが用意してきた受書を取り次いで、結びの口上とする。


■新居が決まると
新婦の荷物を送ることになる。

ほとんどの場合、新郎新婦の都合のよい日に運ばれ、新しい家具調度などは、デパートなどから直接発送することが多く、仲人が立ち会うことは少ない。

しかし、昔からのしきたりどおりに荷物送りを行う場合には、仲人に立ち会いの依頼がくる。

仲人は当日、新居で待機し、荷物が届くのを待つ。

荷物には新婦側から依頼された荷宰領が付き添ってくる。

荷が届いたら、「まことにご苦労様でございます」と荷宰領にあいさつし、荷物目録と荷物を照合、確認し、新郎側が用意した荷受書を荷宰領に渡し、そののち祝いの席に臨む。

荷受書を渡すときは、「確かにお預かりいたしました。先様へどうぞよろしくお伝えください」とあいさつをする。


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