2016年5月アーカイブ

会員制結婚式

■会費制の意味
会費制結婚式というのは、参列する人たちが二人のための結婚式の費用を出し合って、心からの祝福を送るというもので、前にのべた人前結婚式の形式をとります。

参列する人たちにしてみれば、結婚する二人になにかプレゼントを考えるわけですが、この贈り物にかえて会費を出せばよいというわけです。

これは、形式化された、高価な費用を要する今までの結婚式の矛盾を解消しようとした、いかにも現代的な挙式であるともいえましょう。

ただ、こうした方法では、相手方にチャ リッカリしているという感じを与えることにもなりますので、慎重に取り組んでほしいものです。


■準備と進行
会費制結婚式は、まず二人の結婚を祝う仲間が集まって実行委員会を作り、そこが中心になって準備を進めていくという形をとるのが理想的です。

実行委員会では、準備のために、(1)会場のこと(2)料理のこと(3)招待人数のことなどに気を配って、総予算をたてて、一人当たりの会費をきめます。

合理主義に徹すれば、親類からも一般なみに会費を徴収してもよいでしょうが、親族からはそれ相当の贈り物や祝儀を受けることが多いので、一般人会費、親族分会費、などに分けるのが良案でしょう。

さて、実行委員会の腕の振いどころはプログラムの作成にあります。

結びの酌と礼

結びの酌は「縁結びの酌」のことです。

内容は簡単なことで、式の間の入口のところ(末座)で、酌人がくるりと一巡するだけのことです。

このときの回り方は、左回りです。

えがく一巡の形は楕円形となります。

これが終わると、運ばれていた膳が引揚げられ、「陰の式」もとどこおりなく終了したになります。

■色直しの式
「色直しの式」が、陰の式に対し、陽の式にあたります。

陰の式の服装がなにからなにまで白の服装であるのに対して、陽の式では、なにからなにまで色のある鮮やかなものに変わります。

これが「色直し」なのです。

先ほど、陰の式についての説明で、新郎から盃がすすめられるとのべたのですが、じつは正式には、陰の式では新婦から先にすすめられ、陽の式で新郎からすすめられるという順なのです。

しかしながら、現在では、陰の式と陽の式をひっくるめて、新郎から、始められるのがふつうです。

従って、今までのべてきたように理解していてかまいません。

念のため、陽の式について説明します。

この場合においては、すべてが陰の式と逆になります。

酌人も式の間中は、右回りに動かねばなりません。結婚相談所

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