2016年4月アーカイブ

着席の順序

花嫁が到着し、化粧を終え、参列者がそろったところで、世話人の指示で一同着席します。

両親はじめ、参列者が着席しおわるのを待って、新郎と新婦が、媒灼人夫妻に導かれて、式場に入り、定めの席につきます。

着席が終ったら、媒灼人夫人の合図で新婦が礼をして、新郎がそれに返礼をします。

すると次の間に控えていた酌人が出てきて、床の間より婁斗三方(小梅、するめ、昆布をのせた三方)をささげて、一度末座にさがってから左にまわって向きをかえ、新郎・新婦の中央に輿斗三方を置いてからさがって着席し、一同がここで礼をします。

酌人は、こののち退場し、次の間で控えます。

なお、酌人には、十才ぐらいの男女二人がなり、女子を本酌、男子を加え酌といいます。

また一人でもかまいません。

三々九度の杯は、地方や家によっていろいろな方式がありますが、一般には、一の小杯を新郎から始めて新婦へ、そして新郎が飲み、二の中杯は、新婦→新郎→新婦の順に、三の大杯は、再び新郎→新婦→新郎の順序で行なわれています。

つまり、新郎が五献、新婦が四献の合計九献ということになります。

近年では、このようなわずらわしい様式を簡略A化して、つぎのように行なう例も多くなっています。

小杯は新郎から、新婦、新婦がおさめる。

中杯は新婦から新郎、新郎がおさめる。

大杯は新郎から新婦、新婦がおさめる。

なお酌人は、いずれの場合でも、ごく少量ずつ三回につぐか、三回つぐまねをして最後の一回でつぐのが作法です。

家庭結婚の式次第

家庭での結婚式では、古式の床飾りをのせ、取皿と、半紙を四つ切りにした敷き紙と、著とをそえます。

銚子には、雄蝶、雌蝶をつけるのが本式ですが、その代りとして、水引二本を結びきりにし、その先端を長く上方へ立てるようにして用いてもかまいません。

結婚式を行なう座敷のほかに、新婦の控室、両親や親族の控室、招待した客の控室の三っの部屋が必要です。

部屋をうまくとれないときは、カーテンで仕切るとか、屏風をたてるとかしてくふうしましょう。

新婦の控室には、鏡台や化粧道具を備えることはもちろんです。

■式次第について

式について説明します。

今日ではいろいろ簡素化されてきていますが、本来の結婚式では三つの盃ごとが行なわれます。

むろん、このとおり行なうことはありませんが、
一応は知っておいてください。

夫婦の盃、親子の盃、親類振舞いの盃の三つを総称して、盃ごとと呼ぶのです、
また、夫婦の盃にも二つあります.陰の盃と陽の盃のことです。

陰の盃というのは、三々九度の盃、陽の盃というのは、「色直し」の式のことをいいます。

昔は、陰の式後、三日たってから、はじめて陽の式を行なったといわれています。

時代とともに、だんだん省略化されてきて、今では、陰の式が終るとすぐに、そのまま陽の式が行なわれるようになりました。

親子の盃は、親子の縁固めのことですし、親類振舞いの盃というのは披露宴のことです。


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