ファッションビジネスの仕事の流れ その5

(23)縫製
裁断された生地、付属品を指示書にしたがって縫製する。

量産に入る前に先上げといって、一点のみ仕上げ、パタンナーや生産担当者のチェックを受ける。

問題がなかったら量産に入る。

この時、ブランドの織りネームと洗濯表示も一緒に縫いつけられる。

(24)仕上げ
縫製された服の中に針や糸くずなどが残っていないかをチェックする。

それから、プレス指示によって、仕上げプレスをする。

(25)検品
縫い、ステッチ、ボタンホール、ボタンつけ、衿、袖のつけ方、まつりなどの縫製状態や、サ

イズが合っているかどうかを細かくチェックする。

(26)調整
検品の終わった商品に下げ札などをつけ、売場に並ぶ時を待つ。

(27)出荷
商品を展開するために、各売場からの注文数を、市場のタイミングを見計らって出荷する。

(28)商品検査
メーカーより届いた商品を、売場の人たちは色やデザインが注文したとおりの数があるか、また不良品はないか、もう一度チェックする。

(29)売場展開
チェックされた商品は売場に並び、消費者を待つ。

このようにさまざまな工程に、多くの時間をかけて一枚の服ができあがる。

この間、デザイナーは、来シーズン用の情報収集をしたり、一年先の展示会のイメージを考えたりというように、いくつかの仕事を重複しながら、今シーズンの仕事をこなしていくのである。


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このページは、-が2015年2月10日 00:27に書いたブログ記事です。

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