2015年2月アーカイブ

(15)最終デザイン決定
展示会の受注の数字をみて、量産するかどうかを決定する。

受注が少ない時は、量産を中止する場合もある。

(16)量産数量決定
展示会の受注量をもとに生産量を決定する。

(17)素材・付属品の発注
生産量に応じて素材(表地、裏地、芯地)や付属(ボタン、ファスナー、その他)を発注する。

表地は、サンプル着の時にはメーター単位で注文したが、量産の時は反単位で注文するので、無駄のないように正確な数字を出す。

(18)グレーディング
工業用パターンを拡大したり縮小したりして、サイズの展開をする。

普通、9号、11号、13号のパターンを作成する。

(19)マーキング
生地を無駄なく裁断するために、パターンのレイアウト図を作成する。

(20)量産用指示(仕様)書作成
縫製上の注意点、縫製方法、付属使用の注意点、素材や色、柄合わせなどの指示、生産量などを所定の用紙に記入し作成する。

メーカーによっては、この時にプレス仕様書を作る場合もある。

(21)検反
素材に傷や染めむらがないかを検査する。

製品になり、売場に並ぶまで気がつかず、消費者に渡ってしまった時は、小さなことでも返品やクレームの原因になる。

(22)裁断
検反済みの生地を、マーキングのレイアウト図と指示書にしたがって裁断する。

カット・ワークや刺繍などのあるデザインの時は、裁断したあとに刺繍工場などに出すことになる。



(23)縫製
裁断された生地、付属品を指示書にしたがって縫製する。

量産に入る前に先上げといって、一点のみ仕上げ、パタンナーや生産担当者のチェックを受ける。

問題がなかったら量産に入る。

この時、ブランドの織りネームと洗濯表示も一緒に縫いつけられる。

(24)仕上げ
縫製された服の中に針や糸くずなどが残っていないかをチェックする。

それから、プレス指示によって、仕上げプレスをする。

(25)検品
縫い、ステッチ、ボタンホール、ボタンつけ、衿、袖のつけ方、まつりなどの縫製状態や、サ

イズが合っているかどうかを細かくチェックする。

(26)調整
検品の終わった商品に下げ札などをつけ、売場に並ぶ時を待つ。

(27)出荷
商品を展開するために、各売場からの注文数を、市場のタイミングを見計らって出荷する。

(28)商品検査
メーカーより届いた商品を、売場の人たちは色やデザインが注文したとおりの数があるか、また不良品はないか、もう一度チェックする。

(29)売場展開
チェックされた商品は売場に並び、消費者を待つ。

このようにさまざまな工程に、多くの時間をかけて一枚の服ができあがる。

この間、デザイナーは、来シーズン用の情報収集をしたり、一年先の展示会のイメージを考えたりというように、いくつかの仕事を重複しながら、今シーズンの仕事をこなしていくのである。


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