2014年2月アーカイブ

モデルのデザイナーの仕事は、このデザインはよいとか悪いとか、こうすれぼ売れるとか売れないとか、つまり、第三者から、服作りのプロセスであれこれ意見をいわれて口を出されることのない状況で仕事をすることである。

そうはいっても、ブランド一つを運営するということは、そんなになまやさしいことではない。

ある程度売れないと、ブランドの存続があっというまに難しくなる。

そのために、売場を一店舗でも増やすようにメーカーは努力する。

こんな時、やはり資金が必要となる。

ファッションビジネスをするためには、実際の服作り以外のところでさまざまなことにぶつかる。

デザイナーを志す人はだれもが最初はこのオーナーデザイナーを夢見、憧れ、自分のブランドを持ちたいと思うはずである。

しかし、百パーセント自らの資金で運営しているデザイナーは少ない。

毎シーズン、パリでコレクションを発表している著名なデザイナーですら百パーセント自らの資金力で運営することができず、何らかの形で個人のスポンサーや企業の援助を受けている人が多い。

時々「あのブランドには最近銀行がはいった」とか「あのブランドには商社がはいった」などということを耳にする。

これは、銀行や商社が援助を始めたということである。

モデルのファッションデザイナーには、自分の資金でやっているデザイナーと自分で資金を出さないデザイナーがいる。

この違いはきわめて大きい。

一般的に、オーナーデザイナーと呼ばれるデザイナーは、自分の資金でファッションメーカーを作り、物作りから販売や経営までこなしている人をさす。

もちろん企業として規模は大きく広げているメーカー、計画的にあまり規模を広げないメーカー、伸び悩みのメーカーなどさまざまある。

デザイナーが自己資金でファッションメーカーを作り、維持していくことは大変なことである。

一つのメーカーを作るために必要な資金は何千万円とも、何億円ともいわれている。

資金が多いと、素材や縫製といった物作りの基本となるところに十分お金をかけられ、資金がなければそれができない。

資金の多い少ないが服の完成度にまで影響してくるのである。

自らの資金でメーカーを運営しているオーナーデザイナーには、春夏と秋冬の年二回ファッションショーを行い、コレクションを発表している人が多い。

彼らの服は普通、デザイナーブランドと呼ばれている。

物作りをするデザイナーにとっての理想は、小さいブランドでもよいから、自分の意見を通した、作りたい服を作ることではないだろうか。

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